300 (スリーハンドレッド)

「スパルタ兵たち!お前たちの仕事は何だ?」

300<スリーハンドレッド>特別版(2枚組) [DVD]

300<スリーハンドレッド>特別版(2枚組) [DVD]

 なんか久しぶりに映画観た気がします。

 お話は


 「300人のスパルタ兵VS1,000,000人のペルシア兵」。以上。


 え?それだけですかって?はい、それだけです。ストーリーは至ってシンプル。パッケージ見ればわかる通り基本的には筋肉祭りです。筋肉と槍と盾と剣と筋肉と血しぶきと弓矢と筋肉と誇りと筋肉の物語。うん、筋肉ばっかりですね。

 
 ふざけてないで一応あらすじに触れてみると、「強大なペルシア軍が攻めてきてスパルタに服従を申し入れるが、スパルタの王レオニダスは「ああ?スパルタなめんなバカ」とばかりにペルシアの使者をブッ殺し、三百VS百万の無謀な戦「テルモピュライの戦い」に身を投じていく。はたしてスパルタ軍の運命は?」と言った所。

 あれ?詳しく書いたつもりなのに3行で終わっちゃった。

 もちろん映画のテーマとしては「信念に生き信念に死ぬ人々の誇り高さ。そして受け継がれる魂」とかそういうのもあるんですけど、この映画の魅力は飽くまでも格闘シーンの迫力。多分映画の2/3くらいのシーンが戦いの描写じゃないか?冒頭付近に託宣の巫女のエロティックな踊りとかラブシーンとかがちょこっとありますが*1、それが終わったら「はいはい女子の肢体観た?観たよね?じゃあ本題に入ろうか!」とばかりに筋肉の海と戦闘の宴に突入します。潔すぎる。

 CGやスローモーションを多用したバトルシーンは中々に見応えがあって、何も考えずに見れて面白かったです。時折「あれっ?マトリックス?」とか「あれっ?HERO?*2」とか「あれっ?ブレイブハート?」とか思える場面もありましたがそのへんはご愛嬌。おなか一杯ガチンコ肉弾戦が観れたんで満足満足。


 ちなみにDVDの上に書いた台詞はレオニダスのもの。合流した他都市の援軍の隊長に「援軍の我々よりも少ない兵士じゃないか」と言われたレオニダスが、援軍の兵士達に「お前の職業は何だ?」「お前は?」「お前は?」と次々に尋ねて彼らが民兵である事を確認した後に言うセリフ。そして「スパルタ人たち!お前達の仕事は何だ?」というレオニダス王に対して300人全員が鬨の声で応じ、生まれ付いての戦士である事・職業が戦士である事を示す。
 このシーンがスパルタ人の特異性を物語っていて面白かった。


 何度も見返す映画じゃないけど、たまに何も考えずに見れるマッチョバトルが観たくなったときには良いかも。


  • 余談

 原作がフランク・ミラーって事で思い出しましたけど、「シン・シティ」の続編はまだですかね。あれは是非見たいなあ。

 

*1:ちなみに巫女の踊りは結構官能的

*2:当然キムタクのアレじゃなくてジェット・リーの方な