スタンド・バイ・ミー
と言うわけでコレ見ました。
スタンド・バイ・ミー コレクターズ・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2005/12/16
- メディア: DVD
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水野晴郎じゃないけど、観終わった後に「いやあ、映画ってホントに良いもんですねえ」って思っちゃう映画の一つ。
超メジャー作なんで今更あらすじの紹介はしませんが、万一観てない人(特に男!)は心の琴線をビンビンかき鳴らされる事この上ない名作なんで、もう四の五の言わず観たら良いと思います。
何が良いって、これ実は四人の少年の物語でありながら見ている人自身の物語でもあるわけで、そこがもう堪らないわけですよ。以前の日記でも同じような事書いたけど、この映画を見てると少年時代のあの頃―――嬉しいも悲しいも好きも嫌いも思い切り吐き出して、ぶつけ合っていた頃の出来事やその時感じた事が、じわりと沸き上がってくる。
もちろん僕だって秘密基地は作ったし、自転車でバカみたいに遠出して真っ暗になって家に帰って怒られた事もあったし、仲間同士の合言葉もあった。決して良い思い出ばかりじゃないけど、それは僕だけの大事なものだ。
この映画の良いところは、あの頃に帰りたいという憧れとあの頃を遠く離れてしまったという寂しさを強烈に観客に与えながらも、ナレーターに大人になったゴーディーを持ってくる事で、同時にあの頃の思い出は永遠である事を再認識させてくれる事だ。
「僕らは変わるけれど、あの頃は変わらない」*1。
当たり前のことではあるんだけど、それってすごく安心する。
もちろん四人の物語の方も面白い。好きなのはクリスが泣き崩れてゴーディーが慰めるシーンと、終盤ではその逆でゴーディーが泣いてクリスが慰めるシーン。もー何回見てもここで泣いちゃう。特にクリスが泣くシーンは鉄板。
あと印象深いのはゴーディーがテディやバーンと中学以降疎遠になったエピソード。そうそう、子供時代の友達って一時期スゲー仲良しでもいつの間にか離れちゃって、それでお互い平気だったりするもんねえ。
ホント良く出来た映画だわ。
DVD買って正解。レンタルで少なくとも3回は借りてるからなあ。
- 余談
スティーブンキング原作のこの系統の映画ではやっぱりこれがベスト。順番はスタンド・バイ・ミー>ショーシャンクの空に>グリーンマイルかな。(ちなみにホラー系では「ペット・セマタリー」がベスト)
ショーシャンクも良いんだけど、スタンド・バイ・ミーほど感動しなかったな。でもサウスホープって概念はすごく好きだ。
- 余談2
ベン・E・キングのベスト版も名盤。「ラストダンスは私に」とか「ムーン・リバー」とか良。ああ、スタンド・バイ・ミーは当然ソラで歌えます。
*1:エコーズ「Someone Like You」より