結界師11巻
- 作者: 田辺イエロウ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/02/17
- メディア: コミック
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<ネタバレあり。読んでない人は回れ右>
・前巻ラストで志々尾死んじゃいましたね。好きなキャラだったのに…。確かにストーリーの途中で死ぬような気はしてたけど、こんなに早いなんて。ちょっと勿体無い気がします。アトラさんじゃないけど、あの子には幸せになって欲しかったなあ。
姉の体を傷つけた限と、限の心を傷つけた姉。お互いがお互いに謝りたいと思いながらも、それすら叶わず永遠の別れを迎える。哀しい。限の葬式で姉に「あなた…限のお友達…?」と問われ、はっきりと「はい!」と答える良守にちょっとウルッと来た。
やっぱベタうまいなあこの人(無論ほめ言葉)。
・そういえばウチの近くにも烏森って地名あるな…と思って調べてみたら東京にも青森にもあるようで。烏が集まる森があればそういう名で呼ばれる可能性はあるわけだし、そんなに珍しい地名じゃないのかも。
・最近時音が影が薄いというか置いてけぼりの気がする。良守が心も術もどんどん強くなっていってる(強くなろうとしてる)せいか。10巻で火黒が良守に「君には少し期待してる」って言ってたけど、この流れだと時音の方が力を求める余り黒芒楼に行ってしまわないか?良守VS敵の傀儡となった時音か…見たくないけど見てみたいな。
・ビバ松戸平助再登場!いや、9巻の名シーン「右肺はシェリーに、左足はヒロミに、……そして、残り全てを君に」の場面からこのオッサン&加賀見ペア気に入ってまして。マッドサイエンティストと悪魔の絆。すげえロマンチック。
・やっぱ結界師面白いよ。地味に(いらん事言うな)。でもこういうパロディとか時事ネタとか萌えに頼らず、地力で読ませる漫画って読んでてすげー心地よい。作者グッジョブ。