虫嫌いの人は厳禁

エンブリヲ 1 (アフタヌーンKC)

エンブリヲ 1 (アフタヌーンKC)

 
 今日も暑かったねえ。
 じゃあ夏っちゅうことで寒くなるのを一つ。


ある学校に寄生虫がはびこって、生徒たちが襲われ始める。
虫たちの目的は学校を自分たちの「牧場」にすることだった…。


 お話的にはそんな感じ。全3巻。
 まあ基本設定は「エイリアン2」の芋虫版(「V」なんてのもあったね)なわけですが、主人公が「虫愛づる少女」で人間と虫の中間の立場で話が進むのが面白い。

 ただ、基本的にはひたすら生理的に気持ち悪い虫の描写がメインなので、「うえっ」とか「うっ、うきいい!」とか気持ち悪がりながら読むのが正しいかと。

 重ね重ね言っておくけど、

マジで気持ち悪い


もし普段から虫嫌いの人(特に芋虫、ミミズ系が嫌いな人)とか小さい子供が読んだら

トラウマ必至*1


 この作者独特のぬるっとした絵では、だんだん人間さえも気持ち悪く見えてくる。
もう日野日出志クラスの虫描写ですよ?*2

 間違いなく涼しくなれるでしょうが、その後の不快感までは責任持ちません。
とりあえずカバーだけで痙攣するほど気持ち悪いです。是非一見を。

 で、カバーだけで「もうおなかいっぱい!」という人は買わないほうが賢明です。
中身はコレのオンパレードですから。

*1:確実!コーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実なんじゃッ!

*2:ちなみに僕は小学生の頃、上級生に「毒虫小僧」を読まされて心に傷を負いマシタ。子供というのは時に、あまりにも残酷だ。