惑星のさみだれ 完結巻

惑星のさみだれ 10 (ヤングキングコミックス)

惑星のさみだれ 10 (ヤングキングコミックス)

 あー面白かった!

 ここんとこ忙しくて忙しくて、連日朝6時まで仕事してます。それでもコイツだけは読んどかなきゃならんだろ、という事で読みました。

 ちゃんとした感想はまた仕事落ち着いてから書きますが、ここまできっちりエンターテインメントでありながらメッセージ性もまったくブレない物語というのは本当に稀有。まっこと素晴らしい少年漫画です。

 カバー下見て確信したけど、「アニマ・アニムス」と「夕日・さみだれ」はやっぱり対の関係なんですね。

 巨大な力を抱えた一人ぼっちのかみさま「アニムス」と、希望と人間の意志を力に変えて彼を止めようとする人間「アニマ」。

 強大な力を持ちながらも未来を夢見る事が出来ない魔王「朝比奈さみだれ」と、揺るがない彼女への好意を力に変えて彼女を止めようとする人間「雨宮夕日」。

 最終巻、さみだれの姿に度々涙を流していたアニマは、救われていこうとする彼女の姿に、自らの兄の望むべき姿を重ね見ていたであろう事は、もはや疑う余地はありません。泣けるわあ。

 語りたい事はまだまだあれど、今日のところは寝るとします。


 水上先生、良い物語をありがとうございました。

 これからは「何かさ、ワクワクして熱くてしんみりしてドキドキして笑えて泣けるスゲエ漫画無い?」って聞かれた時はこの漫画を薦める事にするよ。


 ではまた。