パズル 上下巻

パズル 上 (角川コミックス・エース 112-6)

　

パズル 下 (角川コミックス・エース 112-7)

　その日、エリート達が通う進学校に入り込んだ武装集団は教師を人質に取り、３年Ａ組の生徒達だけに奇妙な命令をした。

　―校内にバラバラに隠された2000ピースのパズルを探し出し、４８時間以内に完成させろ。出来なかったときはこの教師を「吊るす」―

　「このゲームに参加するもしないも自由意志」と言われ、３年Ａ組の生徒達が次々に帰っていく中、そのうちの７名が残ってピースを探し始める。

　犯人の目的は？正体は？何故パズルをさせるのか？「参加は自由意志」と言いながら、誰かが残るのをわかっていたのは何故か？

　物語の全貌を確かめる為の「ピース」は、まだまだ足りない。

　上巻が出て面白そうだったんで下巻が出るの待ってたんだけど、結構掛かったな…。この手の漫画は２ヶ月連続で出して欲しいものです。

　内容は、まあまあでした。もちろん犯人は言いませんが、推理物の漫画としては良くある犯人像＋動機でいささか拍子抜け。金田一少年にも同じような話があったせいか、妙な既視感があるストーリーでした。

　しかし三部先生の絵はいつもながらエロいですねえ。原作はストーリーも別物で、人質になる教師も男だそうで（漫画では女教師）。正直、漫画版はこの魅力的な絵があってこそ成立しているような気がします。ぶっちゃけ捕らわれの男性教員の絵ヅラなんて見たくありません。

　三部センセの絵が好き＋軽い推理物が好きなら買っても損はないかと。もちろん今のタイミングなら上下巻まとめて買うことをオススメします。

• 余談

　あとがきで見たけど、ようやくカミヤドリの続きがやるみたいですね。…って主人公変わってないか？ヴィヴィは？ねえヴィヴィは？彼女（とアリサ）のいないカミヤドリなんかクリープとコーヒーの入ってないコーヒーみたいなもんですよ*1！　…ハア？ジラルド？前作の主人公など必要ありません。偉い人にはそれがわからんのです。
　まーいーや、とりあえず単行本出たら買お。
　
　

*1:お湯です