神宿りのナギ 1巻

 

 待望のカミヤドリ続編。

 こちらは「カミヤドリ」という伝染病患者と戦う特殊部隊「右腕ライトアームズ」を描いたアクション物です。詳細は過去記事参照(うわあ投げっぱなし)。

 主人公は天才的な戦闘能力を持った少年「ナギ」。彼が赴いた現場にはカミヤドリ達が蒸発した跡の影しか残らないという。故に「影刻みシャドウメーカー」という通り名を持ち、着実に患者を浄化し続ける日々を送る彼は、ある日不思議な少女とコンビを組む事になる。

 少女の名はヴィヴィ。巨大な鋏を舞うように扱う、近接戦闘のスペシャリスト。

 二人の「天才」の出会いは吉と出るのか、それとも…

 
 お話はそんな所。とりあえず前作の主人公の一人ヴィヴィが無事に出てきたので一安心といった所。ジラルド*1には悪いけど、やっぱりヴィヴィあってのカミヤドリですからねえ。

 何せ浅黒い肌でちびっ娘で黒髪で無表情キャラでその上バカ強いんだから堪りません。しかもごくたまに見せる感情の揺らぎが良い。今作では是非ヴィヴィの過去編もやって欲しいものです。

 また今作での主人公「ナギ」もただ強いだけではなくて何かを隠している様子。孤児達の面倒を見ているのも単なる慈愛とは違うような雰囲気です。

 
 それにしても掲載誌が季刊との事で、単行本の発行が年1回になりそうなのが玉にキズ。ヤングガンガンで「鬼燈の島」やってるから仕方ないのかなー。早く続きが読みたいです。

  • 過去記事

 →カミヤドリ4巻 感想

 →カミヤドリ5巻 感想

*1:同じく前作「カミヤドリ」のもう一人の主人公