武装錬金最終巻
- 作者: 和月伸宏
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/04/04
- メディア: コミック
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イメージが出てない…。いくら打ち切り作品だからって冷たいよ…。
でもそんな事で俺達「武装錬金」好きの熱いハートは凍えやしないのさ!
イメージ出たよ。グッジョブ。
というわけで最終巻感想。書き下ろし読み切りのネタバレ含むんで読んでない人は回れ右。
<武装錬金ピリオド>
・武装錬金ピリオドについては以前書いたんで詳細は省きますが、何度見ても良いですなこのハッピーエンドは。打ち切りだろうが消化不足だろうがカンケーねえって言える位真っ当な「少年漫画」がここにある。俺はそれだけで嬉しい。
<エンバーミング>
・2回目読んだら結構面白かった。助手のリトルロゼって途中まで男だと思ってたら女性だったのね。自分のこと「ボク」って言ってるんでてっきり男かと。ラスト2ページで女性ってわかるけど。・・・と思ったら107Pで「ミス・リトルロゼ」って呼ばれてますね。気付かなかった。
・やっぱ本誌(週刊少年ジャンプ)では連載無理でしょコレ。今時の少年誌で指なし脚なしはまずいでしょ。逆に青年誌だったら結構いけるんじゃないか?
「個人的には単行本描きおろしで外伝とか入れて欲しいなあ。防人・千歳・火渡の過去話とか、三バカ+三人娘+パピを交えた平和な後日談とか。」
それが今!ドンピシャで現実に!流石わかってるぜ和月!やっぱ戦いが終わった後には平和な後日談でしょ。
・傷口に触りたいって…相変わらずマニアックだなカズキン。だがそれがいい。
・ゴウタ、かっこいいよお前。あんだけイイ男オーラ出してりゃ、そりゃちーちんも惚れるわ。
・早坂姉弟のコート姿がレトロチックでイイ。外套と書いてコオトとルビを振りたくなる。
・ブラボー、それは断じて普通のコートじゃないぞ。カッコイイコートだ!
・156Pのブラボーの顔がギャグ漫画っぽくてツボった。あとその前のカズキの顔も。
・ホムンクルス西山君バラバラ事件。間違いなく本誌ならモザイクですね。
・ストロベリる時は屋上って決まってんのかこの二人。相変わらずのバカップルぶり(ほめ言葉)にこっちが照れるわ。斗貴子さん傷跡触られてちょっとエロ声出してるし。多分この2人この後で、カズキ傷跡触る→斗貴子「ン…」→カズキ「ヨロコんでる?」→斗貴子「ヨロコんでない!」を最低10回は繰り返してるな。2人に幸あれ。
・毒島の素顔公開。今までの和月漫画には出てこなかったタイプだな。好きなタイプは?と聞かれて「炎のような人」と答えてる所が芸コマ。
・ラスト2P。追試とか期末という単語を普通に喋る斗貴子さんに感慨。9歳の頃に彼女が入り込んでしまった血塗れの世界からやっと「学校」に帰って来れた感じがしてすごくイイ。
・ラストは月夜に踊るパピヨンで締め。このシーンがパピヨンが暖かい灯りに惹かれる虫のように見える。
寄宿舎のあたりふらついてるって事は、パピヨンもホントは「学校」に帰りたいんじゃないか。でもあれだけの事をしてしまった自分、既に人間ではない自分がそこに帰る資格が無い、と考えているなら……そう捉えると、なんか切ないシーンです。