武装錬金最終巻

 

武装錬金 (10) (ジャンプ・コミックス)

武装錬金 (10) (ジャンプ・コミックス)

 イメージが出てない…。いくら打ち切り作品だからって冷たいよ…。
 でもそんな事で俺達「武装錬金」好きの熱いハートは凍えやしないのさ!

 イメージ出たよ。グッジョブ。

 というわけで最終巻感想。書き下ろし読み切りのネタバレ含むんで読んでない人は回れ右。


 <武装錬金ピリオド>
 ・武装錬金ピリオドについては以前書いたんで詳細は省きますが、何度見ても良いですなこのハッピーエンドは。打ち切りだろうが消化不足だろうがカンケーねえって言える位真っ当な「少年漫画」がここにある。俺はそれだけで嬉しい。


 <エンバーミング
 ・2回目読んだら結構面白かった。助手のリトルロゼって途中まで男だと思ってたら女性だったのね。自分のこと「ボク」って言ってるんでてっきり男かと。ラスト2ページで女性ってわかるけど。・・・と思ったら107Pで「ミス・リトルロゼ」って呼ばれてますね。気付かなかった。

 ・やっぱ本誌(週刊少年ジャンプ)では連載無理でしょコレ。今時の少年誌で指なし脚なしはまずいでしょ。逆に青年誌だったら結構いけるんじゃないか?


 <武装錬金アフター>
 ・以前の日記で僕はこう書いた。

 「個人的には単行本描きおろしで外伝とか入れて欲しいなあ。防人・千歳・火渡の過去話とか、三バカ+三人娘+パピを交えた平和な後日談とか。」

 それが今!ドンピシャで現実に!流石わかってるぜ和月!やっぱ戦いが終わった後には平和な後日談でしょ。



 ・傷口に触りたいって…相変わらずマニアックだなカズキン。だがそれがいい


 ・ゴウタ、かっこいいよお前。あんだけイイ男オーラ出してりゃ、そりゃちーちんも惚れるわ。


 ・早坂姉弟のコート姿がレトロチックでイイ。外套と書いてコオトとルビを振りたくなる。


 ・ブラボー、それは断じて普通のコートじゃないぞ。カッコイイコートだ! 

 
 ・156Pのブラボーの顔がギャグ漫画っぽくてツボった。あとその前のカズキの顔も。


 ・ホムンクルス西山君バラバラ事件。間違いなく本誌ならモザイクですね。


 ・ストロベリる時は屋上って決まってんのかこの二人。相変わらずのバカップルぶり(ほめ言葉)にこっちが照れるわ。斗貴子さん傷跡触られてちょっとエロ声出してるし。多分この2人この後で、カズキ傷跡触る→斗貴子「ン…」→カズキ「ヨロコんでる?」→斗貴子「ヨロコんでない!」を最低10回は繰り返してるな。2人に幸あれ。

 
 ・毒島の素顔公開。今までの和月漫画には出てこなかったタイプだな。好きなタイプは?と聞かれて「炎のような人」と答えてる所が芸コマ。


 ・ラスト2P。追試とか期末という単語を普通に喋る斗貴子さんに感慨。9歳の頃に彼女が入り込んでしまった血塗れの世界からやっと「学校」に帰って来れた感じがしてすごくイイ。


 ・ラストは月夜に踊るパピヨンで締め。このシーンがパピヨンが暖かい灯りに惹かれる虫のように見える。
 寄宿舎のあたりふらついてるって事は、パピヨンもホントは「学校」に帰りたいんじゃないか。でもあれだけの事をしてしまった自分、既に人間ではない自分がそこに帰る資格が無い、と考えているなら……そう捉えると、なんか切ないシーンです。



 以上全10巻で武装錬金は完結。和月先生、良い少年漫画をありがとうございました。アツい次回作、ファンは待ってますよー。