第2回 特製青椒肉絲

 と言うわけで今回はアニメ「カウボーイビバップ」の第1話より『特製青椒肉絲』。タイトルだけで「ああ、アレか」とピンと来たアナタはソウルブラザー決定。


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 下記のやり取りを含む第1話の冒頭部分は、短時間で「二人が賞金稼ぎである事」「貧乏である事」「スパイクが無茶をする性格である事」「ジェットが舵取り役である事」が理解できる、導入部としては申し分の無い作りになっている。
 そこに小道具として登場するのが「特製青椒肉絲」だ。

スパイク「ジェットさんよ…肉の無えチンジャオロースなんてのは、チンジャオロースとは言わねえんじゃねえのかな…」
ジェット「…いや、言うね」
スパイク「言わねえよ!」
ジェット「金が無い時ゃ言うんだよ!」

 つまり肉の入ってないチンジャオロースですな。やっぱビバップ好きとして一度は作って見たかった料理。


<レシピ>

1.ピーマン150gくらい、たけのこ水煮150gくらいを細切りに。また、劇中では椎茸が入っていたように見えるが、手元に無いので省略。代わりにモヤシが半袋余ってたのでそれを使用。
2.以上の野菜を油で炒める。火の通り易さを考えてピーマン→たけのこ→もやしの順でフライパンに投入した。
3.市販の「青椒肉絲の素」を入れて絡ませ、完成。



 特製青椒肉絲の出来上がり。オイスターソースのふわっとした匂いとかピーマンの香ばしい匂いとか、確かに青椒肉絲っぽいんだけど、何かが…そう何かが確実に足りない。



 例えばお肉とか。




<お味>
 いやいや、うなだれるのはまだ早い。もしかするとコレがなかなかイケるかも知れん。という事で早速食べてみる。もぐもぐ…


 あれ?美味い!美味いよこれ!


 青椒肉絲って言うか、これはもう新しい料理じゃねえ?


 いやもう、なんて言ったらいいのかなあ………そう!これはまさに





 野菜炒めだ…orz




 しかも即興で入れたもやしが、一層「野菜炒めらしさ」を演出してくれているというステキっぷり。事ここに至っては最早キャベツが入っていないのが残念なくらいだ。
 というわけで「肉無しチンジャオロース=野菜炒め」という驚くべき(?)事実が判明。ジェットさん、やっぱり肉が入っていないとチンジャオロースじゃないよ…。

  • 余談

 流石に上のネタ的料理だけでは一人の食卓は寂しすぎる。というわけで本物の青椒肉絲



 ティワナの肉は美味いなあ。