きみといると 1巻


きみといると 1 (アクションコミックス)

きみといると 1 (アクションコミックス)

 「いつもの」かがみふみを式悶え転がりラブコメディ。そして、にもかかわらずまんまと悶え転がされてしまうのも「いつもの」事なのです。

 しかもヒロインがかがみ先生お家芸の低身長幼児体型娘*1とあっては、もはや鬼にアレ棒。髪型が通常のショートカットだったからまだ良いようなものの、万一彼女がおで娘ちゃんだったら「ユリイカユリイカ!」と叫びながらバキューンと戸外へ飛び出していたやも知れません。


 というわけで相変わらずのニヤニヤラブコメディです。お話は喫茶店でバイトしているヒロイン「山河さん」と、とある事件からそこの常連になった男子高校生「岩井くん」の物語。

 足しげく通った岩井君の努力が実り、やがてお互いの名前を知り、電話とメールを知り、初めてお買い物に行き…といった具合にじりじりと縮まっていく二人の距離感と日々のドキドキ描写が初々しくて堪りません。ああん可愛いなあ!もう!


 こちらが「山河さん」。一生懸命で素朴な良い娘さんです。

 そりゃアンタ、こんな良い笑顔されたら初心ウブなボクちゃんなどイチコロで御座いますよ。


 で、こちらが昼間あったことを反芻して部屋で悶え転がる岩井くん。

 

 正直キモいです。しかし「勉学」と「自室での悶え転がり」は高校生の本分である故、仕方が無いのです。いや、つーか悶え転がされてるのはこっちの方だっつうの。


 前作「まちまち」「ちまちま」が身長差カップルを扱っていたのに対し、今作ではお互いに障害となるものが見受けられないのがちょっと不安要素。このままフツーに仲良くなっていってハッピーエンドではちと物足りない気もしますが、さてさて。

 まーでもかがみ先生のラブコメは見ててこそばゆいほどに可愛らしいので、それでも良いのですが。


 もちろん続刊も買いです。


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*1:実際は高2