リンダリンダリンダ - それはロックじゃない

　今更ですか？今更ですよ。

　というわけで先日「空色動画」を読んでたら高校生がアレしたりナニしたりするナイスな映像を鑑賞したいなアと思い立ち、中古で買ってきて観ました。ブルーハーツ大好きなので、いつか観たいと思ってたんですよねえ。

　内容としては高校生が文化祭でブルーハーツを演奏するお話。話のスジは部活青春物の王道を行く作りで、仲間同士の喧嘩とか恋愛話とか友情とかを絡めつつ、クライマックスで文化祭での大好評に繋がる、という物。

　ぶっちゃけ「スウィングガールズ」とほとんど同じスジなわけですが*1、正直「んー…」という出来。つまらないわけでは無いんですけどねー。

　ボーカルを韓国からの留学生にした意味とか、喧嘩してる二人の明確な仲直りの場面とか、クライマックスの演奏場面でいきなり観客が盛り上がる理由とかが見えてこなくて、要所要所で「足りない」気がします。

　そして何より、ブルーハーツをセレクトした意味ってのがどうにも曖昧。ブルーハーツの青臭くて真っ直ぐで熱い雰囲気が、映画の筋に溶け込んでないように思います。

　なんというか、一言で言うと惜しい出来の映画でした。「スウィングガールズ」という良く出来た先達がいるとどうしても比較されちゃうから辛いね。

　「終わらない歌」の「♪キチ○イ扱いされた日々」の所でピー音が入らなかったのは評価しますが。

　あーでも久しぶりにカラオケ行きたくなってきたな。ノド全開にしてブルーハーツ歌いたいわ。

　ちなみにブルーハーツ知らない若人はまずはこれから聞いて欲しい。

　当ブログで何度も書いてますが、ＨＭＶ*2認定のたいへん素晴らしいＣＤです。人に貸して帰ってこなかったりして３、４回買ってるけど、全然惜しくないぜ。

*1:ぶっちゃけスギです

*2:Ｈ：墓まで　Ｍ：持ってく　Ｖ：ベリーグッドな名盤の略。オレ語。