転生神機メロウガイン 1巻
「もらったッ!正拳逆突きハリケエエエエエエン!」
- 作者: 一文字蛍
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2009/04/09
- メディア: コミック
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かつて環境汚染により故郷を失った民族が、超科学を持った海底国家「ゲステル教国」を建国。彼らは驕り昂ぶった地上人に鉄槌を下すべく、ある計画を遂行するために地上のあちこちに姿を見せ始めつつあった。
そんな中、鎌倉に上陸したゲステル部隊の前に一人の少女が立ちはだかる。
少女の名前は「伊那ちかげ」。
彼女が纏うのは、かつて彼女の両親の命を奪ったゲステルのテクノロジーによって作られた兵装「メロウガイン」。
復讐の想いを乗せた少女の拳が今、赤く燃える!
お話はそんな感じ。女子がパワードスーツみたいのを着て敵と戦うという熱血バトルアクション漫画。もうそれが全て。そしてそれで事足りているのが誠にグッジョブです。
イメージ的には「武装神姫」と「銃夢(カラテ編)」と「サイバーボッツ」とスーパーロボットアニメを混ぜ混ぜしたような具合ですね。作者さんの描きたい物が「女の子!メカ!ロボ!バトル!」と非常にはっきりしているので、読む方としてもシンプルに楽しめます。
絵は少し粗いながらも女の子達は可愛いし、個人装備の「メロウ級超越兵装」とやらはカッコいいし、必殺技の見開きはカッケーし、巨大ロボの登場シーンは燃えるしで、大変美味しゅうございました。
で、こちらが主人公「伊那ちかげ」と「メロウガイン」
もちろん、なぜ生身(素肌)の露出部分が多いのかとかは気にしてはいけません。敢えて言うなら「カッコいいから」。そういう事です。
敵キャラ「ロッテンマイヤー」と「メロウボルト」
なぜ生身部分が白スク水風なのかは気にしてはいけません。敢えて言うなら「褐色肌だから」。そういう事です。
また、ロッテは海面上昇により突然沈んだ島の出身で、溺れ死んだ祖父と故郷の復讐の為に戦っています。この辺の背景が「ちかげ」と対称になってて面白いです。
更にロボの登場シーンはこんな具合。
敵の巨大ロボなのに何故かテーマソング付きで登場。それがこの漫画の仕様です。燃えるぜ。
というわけで好事家にとっては実にニヤニヤ物のナイス美少女ロボバトル漫画です。
続刊にも大期待でございます。
- 超余談
ホントどーでもいい余談。さっき「誠に」って打って気付いたんですけど、ウチのPCは「まことに」って打つと未だに最初は「真琴に」って変換されます。どんだけKanonの真琴好きなんだよ俺。
キャラ的には名雪ですけど、ベストエピソードとしてはやっぱり真琴。
愛知県半田市*1はこんなことやってないで、真琴をイメージキャラにすればいいのに。そうすれば半田は全国の真琴ファンの蜜あふるる約束の地。肉まん持って彷徨するオタ共で駅前が溢れかえるという血管の中が沸騰するような異常な事態(ステキな事態)。
ああ、うん、ステキでは無いな。
*1:ごんぎつねの故郷