サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ 2巻

 発売情報知らなかったんで店頭で見て色めき立ってしまいました。

 素晴らしきデコ眼鏡美人の書店員杏子さんと、仕事は今一つだけど抜群の推理力を持つバイトの多絵ちゃんのライトミステリー物、第2弾。

 前巻と同じく「本が繋ぐ人と人の絆」の暖かい話を織り交ぜつつ、今巻ではとある有名作家のサイン会に脅迫状が届くちょっと長めのお話もあって読み応えがありました。

 前回の感想のときも書きましたけど、ミステリーとはいえ惨殺シーンが描かれないのでそんなに血なまぐさい事はなくて、比較的人情話に落ち着く事が多いのが良い雰囲気です。

 自分も本屋という空間が大好きなので、本屋で展開されるこういう話は読んでて心地よいです。


 いやまあそれにしても相変わらず杏子さんの愛らしい事と言ったらもう!おで娘眼鏡で髪をひっつめにしてまとめてる辺りとか、本ラブっぷりとかが個人的にツボ中のツボ。ドストライクで御座います。(今巻では推理面では多絵ちゃんにいいトコ取られっぱなしでしたが)

 あー、こういう店員さんがいつも行く本屋で働いてたらなあ。もう日参いたしますのに。


 というわけで程々のミステリーと人情話が良い具合にミックスされた良作です。本屋が好きな人には特にオススメ。

  • 過去記事

 →配達あかずきん 成風堂書店事件メモ 1巻