電撃4コマコレクション「家族ゲーム」

 例の「放課後プレイ」のヒットで電撃4コマコレクションというレーベルが一気に有名になりつつあるような無いような今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか。今日はそんな電撃4コマの単行本の話です。

 知らない人の為に一応基礎知識を話しておきますと、「電撃4コマ」ってのはゲーム誌「電撃プレイステーション」のおまけについてくる4コマ小冊子の事で、以前は月イチのおまけだったのですが好評のため隔週付録化し、現在に至ります。内容は「なんとなくゲーム系」というキャッチコピーが示す通り、ちょこっとゲームネタを交えていれば何をやってもOKという割とフリーダムな状態。

 で、隔週化により単行本が出るペースが早くなり、現在では月に2〜3冊程度の単行本がコンスタントに出るようになったというわけです。


 そんな中で自分がオススメなのが鈴城芹先生の「家族ゲーム」です。

 

家族ゲーム (Dengeki Comics EX―電撃4コマコレクション)

家族ゲーム (Dengeki Comics EX―電撃4コマコレクション)

 


 最初はゲームが大好きな一家を描くホームコメディものだったのですが、2巻あたりから様子が変貌。何故か恋愛4コマの様相を呈してきます。で、またそれが面白いから困ったもの。登場人物が割と多いのもこの漫画の特徴なのですが、どいつもこいつも友達以上恋人未満のもどかしい恋愛模様を繰り広げてくれます。

 <キャラ相関図>


 上図でもわかるとおり、主人公*1を筆頭に、この人の漫画って「おで娘ちゃん」率が凄く高いんですよ。元々自分にとってツボの属性であるにもかかわらず、そんなキャラ達が初々しい恋愛描写で赤面するときの破壊力と言ったらもう!ああもう!

 がしかし、そんな並居るおで娘艦隊ソーラ・レイシステムズを更に超える、改造ツールで究極に強まったようなキャラがこの漫画には一人いまして。自分はもうその娘にこてんぱんにされてしまったわけですわ。その名は「温水由寿」。主人公「遊佐葵」の姉の同級生にして、実の兄「温水尚武」にマジ惚れしている娘です。つまりお兄ちゃんにラブラブ片想い状態の妹です。可愛いです。はい、ここテストに出ます。


 いやもうね、この娘が本ッッ当にくぁああああンわうぃいいいんですよ*2!!

 例えばこんなとか


 こんなとか


 こんなとか


 あまつさえこんなとか




 ヤバすぎる……ッ!

 
 もうこんなん反則ですよ反則。もちろん一番ハイライトのシーンを敢えて載せないでこの有様。既におで娘がどうとかそういうレベルじゃない。完全に妹の一人勝ちですよ。

 いや、方言おで娘ちゃんのヒヨコちゃんも相当に可愛いんですけどね。この漫画でベストキャラを挙げるならやはり由寿ちゃんだなー。自分は違うんですけど、妹属性の人が読んだらショック死するんじゃなかろうか。


 ちなみにコメディ部分も良く出来てて結構スルスル読めます。良い出来です。そんなわけで「放課後プレイ」でエロスを堪能した後に甘酸っぱい恋愛4コマを楽しむのもアリかと。オススメです。



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 →看板娘はさしおさえ 1〜3巻感想


 

*1:1巻表紙参照

*2:訳:可愛いんですよ