美味しいものを食べる時の話


 発売前に全くノーチェックだった良作を本屋の新刊台で見つけた瞬間の興奮は異常。


 先日はコイツを見つけてガツンと心拍数を跳ね上げてしまいました。


 

 

 


 全3巻に宮沢賢治原作のますむら漫画を全作品収録!

 
 もう神速でレジに持ってった。


 読みたくて読みたくて仕方ないけれど、まだ読みません。土日に時間を取ってゆっくり読みます。


 思うに、漫画を読むって行為は結構食事と似ていて、それに相応しい「摂取のスピード」ってのがあると思うんですよ。カツ丼みたいにわっしわっしとカッこむのが美味い漫画もあれば、ケーキみたいに甘さに溺れながら食べるのが良い漫画もあれば、新鮮な野菜を使った水炊きのように素材の味を一口ごとに確かめるように味わう漫画もある。


 だから明日仕事を控えた状態で急いでコレを読むなんてのは、もうとんでもなくもったいない話。


 このすきとおったたべものたちは、そんなふうに食べるもんじゃありません。


 ああ、今こんなにも週末が待ち遠しい。宮沢賢治ますむら・ひろし両先生に対してはありがとう以外の言葉が見つからない。

 俺は漫画を好きで良かった。ほんとうに良かった。