ケータイ少女
- 作者: 吠士隆,渡辺とおる
- 出版社/メーカー: ジャイブ
- 発売日: 2008/09
- メディア: コミック
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表紙買い。
元は携帯ゲームとの事ですが、やった事無いので内容はわかりません。やっぱ恋愛シミュレーションでしょうか?どうにも携帯電話でゲームをするという行為になじめなくて、今までもほとんどやった事ないんですよねえ。パズル系のものを少しやった事はあるけれど、画面が小さいんでどうにも楽しめない。そもそも「モバゲー」とか言って携帯ゲームをコミュニケーションツールに用いるという事自体が貧乏臭いというかコミュニケーション乞食というか、もっとゲームをゲームとして楽しむ事をだな………おっと、またオッサンの繰言に突入しそうなのでこの辺で切り上げて、と。
さて、内容のほうはまあまあでした。ストーリーは1話完結型で色んな少女達の日常を描いたお話。もっと恋愛方向に振ってあるかと思ったんですが、意外にそうでもなくて女の子達の個性を追っかけたものになっていました。漫画を用いたキャラ紹介という部分を含めたメディアミックス戦略の一部といった雰囲気を受けましたが、そこそこ楽しめましたし、「ちょっとゲームやって見ようかな」とも思いましたので*1、そういう意味ではまず成功なんじゃないかと思います。
また、この手の漫画で肝心となる絵の方も癖がなく、とても読みやすかったです。逆にあえて苦言を呈するなら、髪型以外の部分でもう少しキャラの描き分けがきっちりされているといいなあ。例えばホラ、眼鏡とかおでこちゃんとかあるじゃないですか。ええ、どう見ても自分がデコ眼鏡が見たいだけです。本当に(以下略)
一応最終話に出てきた男子と携帯の妖精みたいなのがゲームかアニメの主人公のようですね。この男子を主人公にしてそれぞれの女の子との1話完結型ラブコメにしなかったのは、本編と被るからでしょうか。とすると、やはり漫画版は広告塔の意味合いが強いようです。
で、そんな中で自分がまんまと釣られたのは「巴沙代」という不思議ちゃん系の娘。彼女には、何でもかんでもアナグラムにして妄想する癖があります。例えば音楽の時間中に「世界に一つだけの花」というタイトルを聞いて、こんなふうに妄想します。
せかいにひとつだけのはな→なつのひにはかせといけだ
うむ、発想がエキセントリックすぎる。もちろんこの他にも劇中ではいろんな妄想を見せてくれます。こういうちょっとアレでナニな娘は結構好きです。見ていて退屈しないというか。
で、こういう恋愛には興味なさそうな娘が見せる赤面が可愛いんですよねえ。
グッジョブ。
ゲームもアニメも手を出しませんけど、東雲版の「キミキス」みたいに1巻完結方式でこの娘単体で恋愛話やってくれたら、その巻だけ買うわ。
*1:結局やってませんが