聖☆おにいさん 2巻
- 作者: 中村光
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/07/23
- メディア: コミック
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二人の聖人が織り成す奇跡の日常コメディ第2巻。
まあ多分いろんなブログで既に言及されてるかとは思いますが、敢えてツッコミます。
だって同時発売のチェーザレとEDENと比べると…
ほーらほらこんなに。(よしなさいよ)
確かに1巻のヒットが話題に上ったのも記憶に新しい話。鉄は熱いうちに打て、と申しますがいささか性急に過ぎるのではあるまいか。オジサンそういう売り方はちょっと好きじゃないなあ…と思っていたのも、まあ読む前までの話。
読後には「あー、これなら580円払う価値あるわ」と思える、非常に良い出来でした。「荒川アンダーザブリッジ」の方が「ギャグ+人間ドラマ」という点では深みがあるけれど、単純にコメディとして捉えるならこちらの方が面白いなあ。多少*1不謹慎なだけに面白いんでしょうね。
今巻では奇跡ネタが多かったのと、きちんとセリフ回しで笑える箇所が多かった印象を受けました。1巻より確実に面白くなってると思います。
- 過去記事
- 余談
邪推のレベルになるんだけど、講談社の中の人って今頃「この漫画A5判で出しときゃ良かった!」って思ってるんじゃないですかね。月刊誌のモーニングツー連載だし、ギャグだから毎回のページ数が少ないんで、真面目にページが溜まるの待ってたらどうしても単行本出るのが遅くなっちゃう。でもA5判*2なら、多少薄くても気にならない。
まあでも本屋ではB6平積み部分が一番「見られる回数」が多い場所だろうから、そういう判断もあったのかも。判型の問題って難しいねえ。初期のIKKIコミックスなんて結構迷走してましたものね。「金魚屋古書店」は「出納帳」から無印になる時だったからまだ良いとして、「G戦場ヘブンズドア」なんて1・2巻だけ大判で出てたり。そういえば「湘南純愛組」でも途中で判型替えやってましたね。「ヴィンランド・サガ」も掲載誌以降に伴って替わってたし。してみると講談社って結構やってくれちゃってるよなあ。
- 超余談
しかし「荒川…」でもそうですけど、中村光先生の漫画は毎回表紙のテイストが変わるので見つけづらい。タイトルロゴが固定じゃないのも手伝ってなおさら。
これがおんなじ漫画ってんだからな。ま、それがイイって部分も事実なんですけど。