TRIBAL12 2巻
- 作者: 長田悠幸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/01/17
- メディア: コミック
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最近1巻の感想書いたと思ったら早くも2巻が。随分早いなあと思ったら自分が1巻読んだの遅かっただけなのね。
2巻では他の12(トゥエルブ)メンバーも続々登場してきて賑やかになってまいりました。また敵の主要メンバーが明らかになったり、メインヒロインが登場したり、学園長のバトルでの見せ場があったりと盛りだくさんの内容。つーか正直格段に面白くなってきました。1巻で見切ろうとしてる人は是非2巻を読んでから考えて頂きたい。
前作の「天の覇王 ラオウ外伝」でもそうでしたが、長田漫画って何とも言えない引力があるんですよ。こう徐々に長田ワールドに引きずり込まれるというか、「マクー空間に引きずりこめー」というか*1。
要は波長が合うんでしょうね。ベタが好きで、見得を切った構図が好きで。
以下ネタバレ含む感想。読んでない人は回れ右。
・がっ…学園長おおおおおおお!もー2巻の名場面っつったらココでしょ。ちと退場が早い気もしますが、コウを12にするためには仕方なかったのかな…。死に際がカッコ良すぎ。その後のコウもカッコ良すぎ。そうだよコウ!ココで吠えなきゃ男じゃねえ!クソ燃えた。
・「12」メンバーが続々登場。キャラの個性を際立たせるバトルシーンも良く出来てて、つかみはOKと言った感じ。どいつもこいつも良いキャラしてます。ディーノの授業(?)シーンがちょっとツボりました。ここまでで登場している現実態(エネルゲイア)は牛・羊・犬・猿・馬・兎の6獣。メンバーとして登場していないのはあと2人。
・敵の組織「悪夢(ナイトメア)」の主要メンバーが明らかに。ラスボス風の人が「5人の悪夢が揃った」って言ってて、メンバーを見ると「7つの大罪」をベースにしてる様子ですが、そうすると色欲と暴食と憤怒が足りない。ネロの「裏切り」って大罪の中に無いよな…。単に元ネタにしてるってだけで深く考える必要はないんでしょうか。それとも他にも仕掛けがあるんでしょうか。さて。
・それにしても主人公を二人にしたのは良かったんじゃないでしょうか。互いが互いの個性を引き立たせるし、協力バトルも燃えるし。「犬猿の仲」と言われる二属性をあえてコンビにしてるのもちょっとした遊び心なんでしょうね。
・今回のヒロインは「ドロシー」じゃなくて「ウェンディ」。ドンキホーテならぬ「ドンキー布袋」なんかも出てきますし、今回は「オズの魔法使い」に限らずいろんな所から元ネタを取っているようです。まー元々「12」が十二支ですし。
ではそんな所で。3巻が楽しみになってきました。今回こそは最後まで続いて欲しいなあ。
*1:30歳以上限定ネタ