Dear Monkey西遊記 6巻
Dear Monkey 西遊記(6) <完> (シリウスKC)
- 作者: 白井三二朗
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/12/21
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 13回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
最終巻。残念ながら終わっちゃいましたねー。もうちょっと続くと思ったんだけど、打ち切りなんでしょうかね。前回このマンガの記事を書いたときに「このマンガで化けたね、白井先生」と書いた俺の立場はナッシンですよ。面白いと思うんだけどなー。
そんなわけで6巻はかなり目まぐるしくお話が進みます。妖族十二傑(敵の中ボス)がドンドン出てきてドンドン退場していきます。ちゃんと描けば確実に面白かったと思うので、勿体無い限り。
ラストには文句の付けようもありません。冒険活劇ってのはやっぱこうじゃなきゃね。とはいえ恋愛もこの漫画の重要な要素の一つですから、個人的にはゴクウとテンテンのラブいシーン*1が途中でもっとあると良かったと思う。そうすればラストのくだりももっと良い物に見えるのに。
やっぱ名台詞だとか名シーンってのは絵の技巧とか凝った言い回しよりも「そこにどれだけの重みを与えられるか」の方が重要だと思うので*2。
かなり期待してただけに最後が駆け足だったのがちょっと残念ですが、白井先生は良質の冒険活劇が描けるという事がわかりました。次回作も是非この方向で描かれる事を期待します。
- 余談
しかしこの巻読んでて初めて村枝賢一先生のアシだったって気付いたよ。「ジョバレ」からずっと読んでるのに。うかつ。