怪物王女 1〜4巻

 

怪物王女(1) (シリウスKC)

怪物王女(1) (シリウスKC)

 
怪物王女(4) (シリウスKC)

怪物王女(4) (シリウスKC)

 アニメ化したっつうんでとりあえず読んでみた。

 その日、平凡な少年「ヒロ」は交通事故によって命を失った。怪物の王の娘「姫」の気まぐれで彼女の生き血を与えられ、「血の戦士」として蘇った彼は、兄弟姉妹で殺しあう王位継承の戦いに巻き込まれることになる。血を分けた兄弟から次々と送られる刺客に、人造人間「フランドル」や人狼族の娘「リザ」と共に立ち向かう(立ち向かわされる)ヒロ。そんな彼の中に宿り、時を経るにつれて強くなる想い――「姫を護りたい」。それは血の契約の力によるものか、それとも……。

 とまあそんな感じのお話。怪奇譚+アクション+女の子って感じで、なかなかに面白いです。

 王女(姫)がいて周りに人造人間と人狼と吸血鬼がいて、プラス人間の少年が一人って構造はやっぱり「怪物くん」へのオマージュなんだろうな。つーかタイトル自体そうだし。

 この漫画の良い所は1話毎にきちんと区切ってる事。それゆえに各エピソードの出来に多少の波はありますが、つい引き伸ばしてしまいがちなアクションものの漫画で1エピソード1話でまとめるのって結構大変な事。それをきちんとこなしてる作者の技量と誠意に感服。

 あと妹のシャーウッド姫がエロ過ぎです。なんでいつも足の指から血を飲ませますか。つまりグッジョブ(オイ)。

 ところでアニメ版の姫は何だか血色が良い。元々単行本の表紙に惹かれて買った部分があるんで、もっと白い方が良いんだけどな。

 とりあえず続刊も買いで。