真救世主伝説 北斗の拳 −ラオウ伝 殉愛の章−

 ずいぶん前に人に借りて借りっぱなしだったブツ。今更ながらに見ました。

 あー、長田裕幸の漫画版ってこれとタイアップで始まってたのかーって今頃気づいた。ちなみに内容はちょっと「…」な出来でした。ファンの人には悪いけど主役級のケンシロウラオウ・レイナの3人の声あててる人があまり上手じゃなくて。特にレイナ。一体ドコの大根ですか?と思ったら柴咲コウでした。あとケンシロウの声(阿部寛)は声の質は良いんだけどエフェクトかけ過ぎで聞きづらい。ラオウはTV版より30%くらい弱そう。

 やっぱり昔見たTV版のイメージが強すぎるせいかなあ。面白かったもんなあアレ。

 声優に俳優使うのに全否定はしないけど、しっくり来るか来ないかってのはやっぱ重要。俳優と声優じゃ、多分求められるスキルが違うんだろうなあ。

 ちなみにストーリーの方はサウザー編をより細かくした内容。原作に肉付けしてるんで骨組はしっかりしてますが、主人公が誰なのかはっきりしないのが、どうにも座りが悪い。一応ラオウサイドの主観なんだろうけど、ラオウの戦うシーンほとんど無いし。

 いっその事サウザー視点でやった方が面白かったんじゃないの?大塚明夫サウザーは中々聞き応えがあったし。


 ああ、そうそう、これだけは言っとかなくちゃ。
 

 サウザー編やっときながら「愛などいらぬ!」「お師さん」の場面が無いとはどういう事だ!いくらラオウを軸にって言っても、アレがサウザーってキャラの肝だろ!わかれ!そこんとこわかりまくれ!とりあえず原作を一気通貫で5回通しで読め!話はそれからだ!


 これ単発だと思ったら全5編あるらしく、これは1作目との事。当然スタッフ・声優も続投の様子なんで、まあレンタルで見るくらいかなー。