山田版ゼブラーマン
- 作者: 宮藤官九郎,山田玲司
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/03/30
- メディア: コミック
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全5巻。一気通貫で読みました。ちなみに映画の方は見てないんで比べようもありませんが、少なくとも漫画の方は相変わらずの山田漫画。青くて、泥臭くて、何よりアツい。
Bバージン以降これと言ってヒットが無い(オイ)山田アニキだが、彼の漫画で評価すべきなのは「問い続ける姿勢」だと思う。彼の作品の主人公はいつも悩んだり振っ切れたりまた悩んだりを繰り返すのだが、それはそのまま彼自身の姿のように感じる。普通あれだけ同じテイストの漫画(褒め言葉)を描き続ける事なんて出来ないよ。たぶん根がクソ真面目なんだろうね、この人は。
でも変化の激しい漫画の世界で、こういう変わらない芸風の漫画家がいてくれると凄く安心します(系統は違うけど安永航一郎とか)。
そんなわけで山田玲司は作者縛り*1なんで「十七番街の情景」も「インディゴ・ブルース」も持ってます。壊れたオルゴール人形の話とか好きだったなあ。誰かFLASH短編で作らないかな。かなり良いのが出来ると思うんだけど。
*1:単行本を発見したら無条件で買う作者