ダニー・ザ・ドッグ
ダニー・ザ・ドッグ DTSスペシャル・エディション<通常版> [DVD]
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/01/13
- メディア: DVD
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観ました。ジェット・リーのアクションはやっぱカッチョええなー。流石に最盛期に比べれば若干落ちる気もするけど、それでも40歳であそこまで動ける役者はそうはいないだろ。
お話は悪党に幼い頃から戦闘犬として育てられた主人公ダニー(ジェット・リー)が、盲目の調律師サム(モーガン・フリーマン)とその娘ヴィクトリアに出会って人間性を取り戻していくというもの。半分ヒューマンドラマ+半分アクションといった所。
個人的にはもう少しどちらかよりにして欲しかったな。ジェット・リーは演技も出来るんだからアクションは冒頭とラストだけにしてドラマを掘り下げた方が良かったような。サムとヴィクトリアが得体の知れない男(ダニー)を家族としてすんなり受け入れるのが疑問なので、その辺を丁寧に描くとか。でも変に恋愛*1に持って行かなかったのは好感が持てます。
アクション部分では冒頭のバトルが一番綺麗だったような。狭いトイレでの格闘は目新しくて面白かったですが。
あと、悪党のボスが女とヤろうとすると結局いつも「変態!」と罵られて逃げられるのと同じく、ボスが何度も死にそうな目にあって死なないのは多分監督のユーモアだと思います。わかりにくいけど。
そういえばボスが後半にはめてた首のギプスも首輪の象徴ですかね。犬(ダニー)の主人も結局は暴力の虜囚であり、犬と変わらないという事か。「俺達は獣だ!」とか言ってたし。
ジェット・リーにとってはアクション俳優→演技派への過渡期ですかね。この映画の彼の笑顔を見る限り、きっとアクション無しの良質な人間ドラマもこなせるんじゃないかと思います。
- 余談
ルイ・レテリエって監督は良く知らんが、脚本はあのリュック・ベッソンだそうで。ベッソン作品はやっぱ「レオン」がマイベストだなー。特に完全版はより深くてイイ。
*1:特にB級アクション映画に見られる「とりあえずキスシーンでも入れとけよ」的な乱暴な展開