弱虫ペダル 10・11巻

 

弱虫ペダル 10 (少年チャンピオンコミックス)

弱虫ペダル 10 (少年チャンピオンコミックス)

 
弱虫ペダル 11 (少年チャンピオン・コミックス)

弱虫ペダル 11 (少年チャンピオン・コミックス)

<ちょっとネタバレ注意>


 いやアツいねえ。実にアツいねえ。

 遂にインターハイ編に突入し、物語は益々ヒートアップ。10巻はスプリンター対決として3年田所と1年鳴子VS強豪・箱根学園の泉田との戦いが、11巻ではクライマー対決の前編として3年巻島と箱根学園の3年東堂の物語が描かれます。11巻では主人公・坂道も大変な目に遭ってますが…。

 それにしても10巻の泉田は本当にナイスキャラでした。「アンディも今までに無い相手だと言っている…!!」とか「左大胸筋のフランクも?」とか笑い死ぬかと思いましたよ。筋肉に名前つけるとかアブアブアブアブ叫ぶとか変態過ぎる*1。それでいてちゃんとバトルはアツいというのがもうたまらない。それに10巻では田所先輩も見せ場が一杯あって良かったです。3年生勢がまた良いキャラしてて好きなんですよ、この漫画。


 11巻では坂道の追い上げ劇もアツかったですけど、もう何はともあれ巻島先輩ですよ。以前もチラッと書きましたけど、この人超カッコいいです。惚れます。特にライバルの東堂がド真っ直ぐで空気読まない熱血君なので、ニヒルで自分の感情を押し込めるタイプの巻島さんと良い対比になってるんですよ。で、そんな巻島さんが身の内に燃えるアツい勝負魂を、チームの為にぐうっと抑え込むシーンが、そしてそれをいつも通り何でもないようにしれっと振舞うシーンが、泣けて泣けてたまらなかったです。巻島先輩…アンタって人は…!


 そして坂道が彼らに追いつけば、無事巻島VS東堂の闘いが見られる、というわかりやすいお話。

 ああ、これはもう期待せざるを得ない。次巻が待ち遠しいです。

  • 過去記事

 →弱虫ペダル 5巻 感想

 →弱虫ペダル 6巻 感想


  

*1:アブ=腹筋