CYNTHIA_THE_MISSION 9巻
「だったら変える!――今日こそ!!」
CYNTHIA THE MISSION 9 (REX COMICS)
- 作者: 高遠るい
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2008/11/08
- メディア: コミック
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前巻の予告どおり第一部完でした。
内容はシンシアVSシベールの戦い、そしてその結末まで。発売日当日なのでネタバレは避ける方向で言いたい事だけ。
8巻の感想を書いたとき、闘争とは「こう在りたいと願う自分のまま=
そして9巻で描かれたものは主人公シンシアの闘争と、その傍らにあるものでした。
彼女は圧倒的な力を持つ姉シベールとたった一人で闘いました。負けそうになりました。気持ちが折れそうになりました。
しかしその時にシンシアを支えてくれたものは―――。
これ以上書けません。素晴らしい展開でしたので是非自分の目で確かめてください。
一つだけネタバレを申しますと、シンシアはこの闘いに生き残ります。しかし――いや、それ故に彼女の闘いは終わりません。
何故なら生きる事とは、闘い続ける事だからです。
奥付に書かれているお決まりの言葉通り、「この作品はフィクションです」。現実には存在しない絵空事です。
しかし、高遠先生がこの作品に込めたテーマは、そしてそれを受け止めた自分の中に生まれた熱い想いは、一片たりともフィクションではありません。
この作品は、自分の中でもうひと踏ん張りの力が欲しい時に読み返す漫画になりました。
高遠先生、本当にありがとうございました。
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ところでラストはGロボネタですね。わかります。もう「しかし」の筆文字で即反応しましたわ。
- 余談2
おまけでまさかの「ゼイリブ」話が!大好きなんですよアレ。中学生くらいの時にTVで初めて観たんですが、あの胡散臭さとか溢れかえるB級テイストに即ノックアウトでした。OVEYって単語アレで覚えましたもん。
やはりジョン・カーペンターは鬼才。「クリスティーン」久しぶりに見たいなあ。