異国迷路のクロワーゼ 1巻


異国迷路のクロワーゼ 1 (角川コミックス ドラゴンJr. 111-2)

異国迷路のクロワーゼ 1 (角川コミックス ドラゴンJr. 111-2)

 やっと見つけた…。先日「狐とアトリ」読んで以降ずっと探してたのに全然売ってないんだもの。

 で、評判どおり面白かったです。


 お話は、19世紀後半の日本とフランスのカルチャーギャップを縦糸に、パリの看板屋店主の青年「クロード」とその店に奉公する事になった日本の少女「湯音(ゆね)」が次第に理解しあっていく様子を横糸に織り成される、迷路のような異国の地での人間模様。

 最初はお互いぎこちなかったユネやクロードが、細い糸を紡ぐ様にゆっくりとしかし確実に「家族」になっていく様が非常に丁寧に暖かく描かれていて、物語世界にぐいぐい引き込まれます。ええ漫画描くなあこの人。奥付見たら既に5刷ってのもうなずける素晴らしい出来。
 

 次巻が待ち遠しい作品がまた一つ増えました。1巻が昨年12月だったので、月刊誌連載だったらそろそろ出る頃だと思うのですが…。ああん、早く読みたいよう。