スキーの話とニュースいっこ

 林間コースってのは多くのスキー場にあって、総じて好きなコースだ。自分はとにかくスピード出すのが好きなタイプで、まあそれ故に“不運ハードラック”とダンスっちまった事は数知れないわけですが*1、何本か全速でかっとばして滑った後に林間コースで流れる木々を見ながらゆっくり滑るのが好き。雪のコンディションが良い時なんかは、木の枝から風で舞った粉雪が火照った頬に当たって実に気持ち良い。

 さて、こちらはそんな林間コースで起こった事故。


●長野・小谷村のスキー場で雪崩、女性2人が意識不明の重体


 栂池高原は随分前に行った事ある。たしかあそこの林間コースって結構細かったような気が。

 記事の概要は「大学のスキー合宿で先生2人と生徒7人のグループで滑ってて、深雪の為立ち入り禁止になっていた林間コースに入って雪崩に巻き込まれた」との事。

 生徒さん2人は気の毒という他無いが、これは先生のミスでしょ。スキー場という半人工の遊び場とはいえ自然をなめちゃいけません。スキー場側だって危ないから「立ち入り禁止」にしてるわけで、そういうのを無視してはいかん。仮に生徒達が行こうとしても先生なら止めて然るべき。

 
 よく「立ち入り禁止」のところに入って滑ってるスキーヤーやボーダーを見かけるけれど、あれ良くないよな。パウダースノーが気持ちいいってのは自分も同意だけれど、別にそういうところに入らなくても遊べる所は充分にあるんだし。もし難コースが滑りたいんだったらそれなりのスキー場行けば良いんだし。

 雪山ってのは蛮勇を振るうにはリスクの高すぎる場所。スピードの出し過ぎでコースアウトして滑落した人間が言うんだから間違いありません。「途中にあった雪だまりがクッションにならなかったらもしかして…」と考えると今でもヒヤリとします。

*1:自業自得です