低俗霊DAYDREAM 10巻
低俗霊daydream 10 (角川コミックス・エース 70-10)
- 作者: 奥瀬サキ,目黒三吉
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2008/01/26
- メディア: コミック
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最終巻。10巻の割には結構長かった気もします。中断とかしてたんでしょうか。
完結・大団円というより最終エピソードが終わっただけ、という感じで続けようと思えばまだまだ続けられそうな終わり方。
前作の「低俗霊狩り」が好きで、というか奥瀬サキ先生の漫画が好きでこちらの「DAY DREAM」も買い始めたんですが、今ひとつ乗り切れなかった感が。主要人物のキャラ立ち具合も良いし、中には良い出来の章もあるんですけどね。
やはり刊行ペースが遅かったのが辛かった。小編に出てくる登場人物がそれ以降の話でも何度か出てきて重要な役割を果たしているようなのですが、印象の薄い人物は「これ誰だっけ」となってしまい、物語を充分に楽しめない。
棚の2列目に突ッ込む前に通しで読んどこうかね。
- 余談
ところでエピローグは「ゲゲゲの鬼太郎」ネタでしょうか。どっかで見たことある気がするんですが…。
- 余談2
しかし先日終わった「夜刀の神つかい」然り、奥瀬サキ先生の原作ものって「10巻で終わって」「最初は面白いんだけど徐々に微妙になって終わる」ような気が。人魚シリーズみたいに2・3年に一度のシリーズ単発でも良いから、本人画で「コックリさんが通る」の続き描いてくれないかなー。当時の世相を色濃く反映した内容だっただけに、今の時代とずれちゃったから難しいのかも知れないけど。逆に奥瀬先生が今の時代をどういう風に描き出してくれるのか見たい気がします。