はっぴー腐女子 らっきー腐女子
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どっかで「面白い」みたいな記事を見たんで買って見ましたが、自分には合いませんでした。いろんな作家さんが書いてるんで絵・ネタともに相当バラついててどうにも散漫な印象。正直面白いのとつまらないのに差があり過ぎ。アンソロジー形態の漫画にそのへん突っ込むのは無粋かも知れんが、もう少し粒が揃ってれば良かったかな。
んー、同じ腐女子モノ*1でも「となりの801ちゃん」は面白かったんだけどなー。今回の2冊は作家さんが皆女性だからってのも関係あるのかも。女性作家が(実話を元に)女子視点からではなく男性視点で描いてる話が多いので、その違和感かもしれない。要は「男性から見て腐女子だって憎めないでしょ可愛いでしょ」って言ってるみたいで、どうも引っかかる。男性から見た女性の可愛さと、女性が想像するソレ*2ってのは違って当然。まーソレが一流の作家さんになると「この人は女性なのに、どうしてそんなに男性心理がわかるの?」って事になるんですが。
その点「となりの801ちゃん」における801ちゃんの可愛さは異常。作者さんが自分の視点そのままで描いてるんで、本当に彼女の事が好きなんだろうなー、ラブラブなんだろうなーってのがストレートに伝わってきてむずがゆくもどす黒い気分(オイ)になれる良作です。
そういう意味では、こちらの2作も投稿された生の声と漫画の両方を載せた方が、元ネタのラブラブ度が伝わって良かったのかも知れません。
ちなみに「面白いなー」と思ったのは楠見らんまさんとたちばなさくやさんの漫画。両方とも腐女子の生態とネタとラブが程良いミックス具合で楽しく読めました。あー、いま良く見たら2作品とも眼鏡っ娘が主人公ですね。いやいや、これは全然気付きませんでしたなア(しれっとした顔で)。
とはいえ単行本全体としては読み返すほどの出来じゃないんで、「かわいそうだけど明日の朝にはブック○フの店先に並ぶ運命なのね」って感じの冷たい目で売却用のダンボール*3に入れて寝ます。オヤスミナサイ。