21世紀少年 上下巻
21世紀少年 上―本格科学冒険漫画 “ともだち”の死 (ビッグコミックス)
- 作者: 浦沢直樹
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/05/30
- メディア: コミック
- 購入: 3人 クリック: 130回
- この商品を含むブログ (192件) を見る
- 作者: 浦沢直樹
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/09/28
- メディア: コミック
- 購入: 5人 クリック: 66回
- この商品を含むブログ (195件) を見る
下巻出たらまとめて読もうと思ってたコレがようやく出ました。
ざらーっと読みましたけど、んー、なんか勿体無い。
巻末には「8年間のご愛読ありがとうございました」って書いてあったんで8年ですよ8年(そのまんまだけど)。8年やってこのラストですか。「つまんない!」と断じるほどでは無いけれど、前半が物凄く面白かっただけに、後半の引き伸ばし&グダグダ感が本当に勿体無い。
推理漫画とかでも犯人当てよりもストーリーそのものとかトリックの出来映えに目が行く性質なんで、正直「ともだち」が誰だろうとどうでも良かった。思うに、「ともだちの正体」とか「しんよげんの書」とかいろんな謎が出てきて、それが中々解明されないのがストレスだったような気が。「ケンヂだろ?」で延々と引っ張ったり。
基本的には単行本派だし頭良くないんで、謎が出たとしてももっと早いペースで楽しませてほしかったなあ。
頭脳戦は好きだけど焦らされるのは好きじゃない。長編は好きだけど冗長なのは好きじゃない。
作り手側の苦労を完全無視した言い方で申し訳ないが、10巻くらいの長さで最初の血の大晦日決戦の所で終わってたら大傑作だったかも。
また「パイナップルARMY」とか「MASTERキートン」みたいな章立ての浦沢さんの漫画が読みたいなあ。話考えるのが大変だったら月イチでもいいから。浦沢漫画は1本の長い話よりも、絶対あっちのほうが面白いって。