ヒャッコ 1巻

 それでは連休中に読んで面白かったマンガ第1弾。


「それがアタシ達の出会いファーストコンタクトでした」

ヒャッコ 1巻 Flex Comix

ヒャッコ 1巻 Flex Comix

 アマゾンさんで色々買ってたらオススメ商品に載ってて、レビュー読んで面白そうだなーと思ってたら手が勝手に「カートに入れる」をポチッとな。ううむ、何という狡知に長けた罠!アマゾン恐るべし。

超マイペースで無軌道な「虎子」、お嬢でツッコミ役の「龍姫たつき」、無表情で大食いキャラの「スズメ」、引っ込み思案でいじられキャラの「歩巳あゆみ」の4人をメインに、私立上園学園で繰り広げられるドタバタ学園コメディー。

 とまあざっくりした内容はそんな所*1。要は最近増えてきた「あずまんが大王」とか「らき☆すた」系の、「女の子達の日常を描いた漫画」なんですが、この「ヒャッコ」はまだ1巻なのにキャラがキチンと立ってて面白い。さっき書いた4人の他に色んなサブキャラも出てくるんですが、このサブキャラ達も丁寧に作られてて好感度大。
 で、何よりギャグの部分が面白い事面白い事。こういうラフ画っぽいザックリした絵ってのが元々好きってのも手伝って、非常に楽しく読めました。また、単にコメディ部分だけで進行するのではなくて、たまに女の子達の微妙な心の揺れが描かれるのもこの漫画の魅力。

 ちなみに登場キャラ(女子)は皆十二支にちなんだ名前。虎、辰、酉、巳がメインの4人で、1巻で出てきたサブキャラでは「子々ねね」が子、「ウシオ」が丑、「独楽こま」が戌*2のようです。

 キャラ的には皆それぞれに魅力的なんですが、今の所は歩巳と子々が特に良いキャラかなー。特に暴走好色委員長「杏藤子々」のハジケっぷりが素晴らしい。メイン4人を(いろんな意味で)喰ってしまいかねないパワーと言動には思い切り笑わせて貰いました。

 (ネタバレ防止反転します)

 「ズーレー?違うね!私はバイだよ!」

 って女子高生が大威張りで言うセリフじゃねえだろ。最高。

 
 というわけで「ヒャッコ」が余りに面白かったので、この作者カトウハルアキさんの前作「夕日ロマンス」を探して本屋を5軒ほどハシゴしました。もうアマゾンさん待ってらんなかったんで。で、そこでまたガツンとやられる事になるわけですがそれはまた次回。

*1:ざっくり極まりねえ

*2:コマイヌ?