漫画ナツ100(その1)
やっと出来ました漫画ナツ100。1〜100位ではなく、規定に合った作品から100個選んだリストです。
更新のネタを兼ねていくつかに分けます。Excelで出来てても体裁整えて更新しなきゃいけないんで大変なんだよう。
それでは例によって自分ルールを。好きな漫画並べるだけだったらすぐ出来ちゃうんで、折角なら色んな漫画を紹介したい、と言うのが基本コンセプト。
・一作者一作品限定。
・柔硬・今昔とりまぜた選定を。
・規定に合う中でもメジャー寄りのものとマイナー寄りのものの両方を。
・ジャンル別に分け、1ジャンルに偏らないように。
最終回に一覧で更新します。一気に読みたい人はじっと我慢の子。
また、集計用は別ページ作ります。
ではゴー。
<ジャンル:ギャグ漫画>クソ暑い夏を笑い飛ばせ!
・カラスヤサトシ(カラスヤサトシ)
作者のイタい話を綴った実録漫画。的確に描かれたリアルオタクのイタさが共感と笑いを誘います。ナンパなチョイオタはカラスヤに土下座だ。
・がんばれ酢めし疑獄!!(施川ユウキ)
「何か笑える漫画ない?」と聞かれて最初に貸すのがコレ。パロディに依らない言葉の力だけで笑わせる稀有の才能を持った人です。
・岸和田博士の科学的愛情(トニーたけざき)
とにかくハイテンションで突き進むバカ漫画(褒め言葉)。でもその裏に哲学的なテーマが良い塩梅で仕込まれてます。
・ギャグマンガ日和(増田こうすけ)
独特のノリで笑わせる恐るべき破壊力。今学生じゃなくてホントに良かった。松尾芭蕉とか小野妹子とかテストで出たら間違いなく吹くよ俺。
・グルームパーティー(川島よしお)
何ともいえない味のあるギャグ漫画。この人の投げっぱなし感あふれるギャグは結構好き。
・ケロロ軍曹(吉崎観音)
キャッチーなキャラとオタクネタの絶妙な配合。アニメ版よりも漫画版の方が毒が多くてグッドです。
・サルまん(相原コージ/竹熊健太郎)
漫画教室の体裁をとった爆笑最終兵器。漫画好きほど笑える仕掛けが盛りだくさんのギャグ漫画の金字塔です。
・じみへん(中崎タツヤ)
地味な笑いの中に人生のワビサビが。絵に癖があるけど、それが気にならないなら是非。
・進め!聖学電脳研究会(平野耕太)
「ヘルシング」の平野耕太の初期傑作。想像を絶するセリフ回しで繰り出されるゲームネタは破壊力抜群。お腹がよじれ切れる覚悟完了してから読め。
・スペースアルプス伝説(田丸浩史)
高校の登山部を舞台に描かれるドタバタギャグはひたすら下らなくて死ぬほど笑えます。コレで一気に田丸ファンになりました。
・男爵校長(OYSTER)
「あずまんが大王」系の4コマ。最近キャラが立ってきて面白くなってきました。たまに入るちょっと良い話も良い出来。
・チャッピーとゆかいな下僕ども(ながいけん)
「モテモテ王国」のながい閣下の初期傑作。中学生の時にコレを読んだ衝撃は忘れられません。
・デトロイト・メタル・シティ(若杉公徳)
超人気メタルバンドのリーダーは本当は気弱な男の子。主人公の二重人格っぷりと受難を悪魔的言語センスで綴った笑殺の黙示録。笑い死んだら地獄でクラウザーさんと握手!
・はまり道/ニューはまり道(吉田戦車)
任天堂好きほど陥穽に嵌る恐るべきゲームネタの数々。あの宮本茂に「笑っちゃいけないんだけど笑ってしまう」と言わしめたゲーム漫画の傑作。
・○本の住人(Kashmir)
変な人に囲まれた眼鏡っ娘小学生の日常を描いた4コマ。ドタバタの裏に独特の寂しさと暖かさがある作風はハマれば脱出不可能。
・陸軍中野予備校(安永航一郎)
この作品と「県立地球防衛軍」で安永航一郎の芸風は確立され、未だにそれは変わらない。この人のギャグは他の追随を微塵も許さない特A級の下らなさ。だがそれがいい。
・漢式青春ばくはつ劇場(美川べるの)
久しぶりに腹筋が痛くなるほど笑った傑作。漫画・ゲームネタを絶妙なテンションで料理する腕前はまさに特級厨士。ただし味付けは主に毒。
<ジャンル:怖い漫画>クーラーがぶっ壊れた!そんな君はコレで納涼(強引)
・座敷女(望月峯太郎)
女ストーカーを描いたマジで怖い漫画。この春一人暮らしを始めた人に特にオススメ。夜の来訪者にビクつく事請け合いです。
・童夢(大友克洋)
基本はサイキックアクション物なんですが、「日常の裏側の怖さ」が滲み出てくる名作。
・ねこぢるうどん(ねこぢる)
欝だね。この人の漫画はホント欝になれるね。きっとそれは現実世界の戯画化だから、より鬱になれるんだね。
・ハッピーピープル (釈英勝)
日常の裏に潜む狂気と恐怖を描いた連作。リアルな人体の描写が恐怖を加速させる傑作。
<ジャンル:恋愛漫画>夏と言えば恋!リアルでも漫画でも可!夏だからな!(意味不明)
・イエスタデイをうたって(冬目景)
幼馴染への片想いと天真爛漫な娘からのアプローチに揺れる主人公を描いた恋愛模様。とにかくハルが可愛くてたまりません。
・ういういdays (犬上すくね)
高校生の初々しい恋愛を描いた作品。とにかく微笑ましい描写の雨あられで、思わず頬が緩んでしまう。読む時は周囲にご注意を。
・ななか6/17(八神健)
ハートウォーミング系ラブコメ。主人公の「ななか」よりもライバルの雨宮が悶え回る程可愛い。委員長・優等生属性の人はコレを読まないと人生損します。
・WORKING!(高津カリノ)
ファミレスを舞台にしたコメディ4コマなんだけど、3巻の伊波さんが可愛すぎるので恋愛漫画として認定。グッジョブ。
<ジャンル:戦争漫画>夏。日本人の多くが戦争について考える季節。
・アドルフに告ぐ(手塚治虫)
第二次世界大戦時に生きた3人のアドルフの物語。戦争で狂っていく人間の愚かさと哀しさを描ききった名作。
・石の花(坂口尚)
ずしりと重い戦争漫画。にもかかわらず全5巻一気に読ませるストーリーテリングの巧さに脱帽。
・ザ・コクピット(松本零士)
二次大戦の戦記物連作。信念を持って戦う男達の生き様、死に様が心を震わせる傑作。これは戦争賛歌ではない。人間賛歌だ。
・紫電改のタカ(ちばてつや)
撃墜王を描いた戦争ヒーロー物かと思いきや、中盤から強烈に描かれる反戦メッセージ。滝一飛曹の叫びはそのままちばてつやの叫びだ。
・蒼空の咆哮(滝沢聖峰)
二次大戦を舞台に描かれる戦記もの連作。巻末に掲載された8Pの短編「雷鳴」を読むだけでもこの漫画を買う価値はある。
はい、ジャンル分けしたにもかかわらず既に偏っているという事実が今、白日の下になりました。
そんな所で今日はおしまい。
続きはまた明日〜。