涅槃姫みどろ 1・2巻
銀河鉄道999のメーテル、うしおととらのジエメイ、アウターゾーンのミザリィ…。漫画の中にはしばしば「永遠の時を歩く女性」が登場する。そんな中で今最もアツいのが彼女だ。
- 作者: 大西祥平,中里宣
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2006/06/08
- メディア: コミック
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- 作者: 大西祥平,中里宣
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2006/08/08
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お話は涅槃姫みどろが行く先々で起こる(起こす?)怪奇現象を描いた1話完結型のホラー物。ホラー物とは言いつつも何処かとぼけた味があって中々面白い。時に悪を懲らしめる話*1だったり、時に人情物だったりするのだが、必ず登場するのが彼女の決めゼリフ「厄いわね」。要は「何か悪い事が起こりそうね」という意味なのだが、この普段は聞き慣れない言葉が物語とキャラに奇妙にしっくり来る。
また2巻では「イケてるわ」という新たな口癖も出てきて、みどろ世界の味は深くなるばかり。この漫画はネットで評判を聞いて買ってみたんですが、想像以上に面白くて満足。
さて、秋とはいえ涼しくなりきっていない季節。寝苦しい夜には「みどろ」の面白怖さを味わってみてはいかがでしょうか。
- 余談
「永遠の転校生みどろ」というだけあって、実は毎回制服が違ってたりして芸コマ。時には体操服姿も披露してくれたりします。とはいえ、なにせこの絵ですから当然萌えません。それでもきちんと毎回描き分ける作者に漫画家としてのこだわりを見ました。イケてるわ。
*1:懲らしめるというか死ぬけど