JUNK1〜5巻

Junk 5―Record of the last hero (チャンピオンREDコミックス)

Junk 5―Record of the last hero (チャンピオンREDコミックス)

 現在5巻まで刊行。一気に読んじゃいました。

 学校でイジメに遭って引き篭もりだった主人公・比呂の元に偶然届いた「JUNKシステム」。それは超人に変身できるスーツだった。いじめ相手への復讐など自分の為にスーツを使う比呂こと「黒JUNK」だったが、事故における人助けなど正義の為に力を使う「白JUNK」との出会いや幼馴染の監禁事件に遭い、彼の心が少しずつ変わり始める。そんな中、自分の欲望のままに殺戮と破壊を繰り返す「赤JUNK」が現れ……

 5巻までのあらすじはそんな所(ホントにあらすじだなオイ)。

 例によってジャケ買いなわけですが、その誘引となったJUNKスーツのデザインがやたらカッコイイと思ったら出渕裕でやんの。納得。JUNK3人揃い踏みの5巻の折込カラーなんてダークヒーロー物の映画ポスターみたいでヒーロー好きには堪りません。

 しかし変身ヒーロー物であるにも関わらず、明確な「悪の組織」が出てこないのが面白い。要は「ぶつける先」が無い超人達の力は何処へ向かうのか?ってのがテーマなんでしょうけど、これが引き篭もりやネットや監禁や爆破テロのような現代的な事象を絡めて描いていて、中々読ませる内容になってます。


 「サイレントメビウス」は8巻くらいで飽きて買わなくなったし、アフタヌーンに載ってた「コンパイラ」系はどうも水が合わなかったけど、これは個人的にはヒットです。続刊も買い。