Z−EYE(ゼッタイ)

Zーeye 1 (プレイボーイコミックス)

Zーeye 1 (プレイボーイコミックス)

 Zーeye 2 (プレイボーイコミックス)

 またしてもジャケ買い。つーか定期購読誌が無いから最近はジャケ買い多し。

 幼い頃事故に遭って角膜移植を受け、保護用のゴーグルを付けている主人公、岡村絶対(オカムラゼッタイ)。彼の眼は「相手がこれから動く方向に歪んで見える」という予知力のある眼だった。やがてボクシングに出会った彼は同級生の小田切アカネやトレーナーの深藤鋭利(フカトウエイリ)と共に頂点を目指して走り始める。それが彼の父親と同じ道だとも知らず―

 と言うわけでボクシング漫画なわけですが、地味な練習シーンとかナシで彼の眼の特異性を中心にした格闘シーンが多いんで、従来のボクシング漫画よりはかなりバトル漫画寄りです。

 ただ特徴的な人物の描き方とか結構ツボで、格闘シーンの迫力も中々の物。個人的には面白く読めました。

 「相手の殺気が怪物に見える」とかが某「ホムンクルス」の設定に酷似してたせいか、残念ながら2巻で打ち切りっぽく完結。でも個性的な絵柄・テンポを持った漫画家さんなんで、これからに期待します。


 読み切りの「アライヤ」も面白かったな。人間の心と体を洗って生まれ変わらせる「洗い屋」のお話なんだけど、こういう特殊能力を持ったプロフェッショナル物って結構好き。これ、ウルトラジャンプあたりで連載しないですかね。