ハウルの動く城
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2005/11/16
- メディア: DVD
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やっと観れましたー。
確かに面白いんだけど、今ひとつ腑に落ちない点がいくつか。
・結局ソフィーがかけられた呪いは何だったの?ソフィーの気分(?)によって年取ったり若返ったりするし。「その時の気持ちの年齢になってしまう呪い」なら髪の色も元に戻らないとおかしいよな。
・サリマンは結局何がしたかったの?ハウルに戦争を手伝って欲しかったんじゃないの?ラストでは「この馬鹿げた戦争を終わらせましょう」とか言ってるし。ハウルとソフィーの物語に心打たれた感じでもないし、何で言ってる事がころころ変わるの?
・ハウルは魔法を使いすぎると怪物になってしまうようだけど、それは何かの呪いなの?火の精霊+ハウルの心臓=カルシファーで、ハウルは自分の心臓と引き換えに精霊から魔力を得ている(その代わり精霊も自分の領域(城の中)に縛り付けている)、という仕組みみたいだけど、怪物化ってのがカルシファーの呪いとも思えないし。単に力を使いすぎた反動、って事でいいのかな。
・ソフィーが少年時代のハウルとカルシファーに会うシーンがあるけど、この一瞬でハウルとソフィーが運命の仲になったの?ソフィーがハウルに何かしたわけでもなく、言葉を交わしたわけでもないのに。
以上細かいようだけど、こういうのが気になる性質で。「千と千尋の神隠し」でもそうだったけど、全体的な筋とか細かい辻褄よりも作品の雰囲気・世界を楽しむ類の映画なんだろうなあ。
ケチ付けてばっかってのも良くないんで、以下良かった所。
・絵はすごくきれい。動きも滑らかだし、目に楽しい。このあたりは相変わらずの宮崎映画で、二時間がホントにあっという間に過ぎる。
・声優がはまり役。特にソフィー役の倍賞千恵子が良かった。荒地の魔女役の美輪明宏はほぼ地のままで演技して無いでしょアレ。 でも今回はキャラ造形自体が声優自身に寄ってるような気がするけど。
まあ1回通して見ただけなんで、判りにくかった所は2・3回見てるうちに補完できるでしょ。たまに見返すとしよう。
- 余談
でもそろそろ「ラピュタ」みたいに明快で爽快な大冒険活劇が見たいなあ、というのが正直なところ。