ベルセルク最新刊
- 作者: 三浦建太郎
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2005/09/29
- メディア: コミック
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半年に一度の楽しみ、ベルセルクです。
個人的には鷹の団編が一番面白かったと思うのだが、それ以降も並みのマンガに比べれば遥かに面白い。
最新刊ではガッツは脇役で、イシドロ、シールケ、ファルネーゼの3人が軸になって物語が展開する。本筋からしてみれば寄り道なのだが、それでもそれなりに面白くしてしまうのがこの人の技量か。特にガッツ側のイシドロ、シールケと新生鷹の団のミュール、ソーニャの関係の行方が面白い。今回はよきライバル、友人の関係だったが、敵同士であることが判った時彼らはどうするのか。しかもソーニャの言葉を聞く限り、新生鷹の団もそんなに悪い集団ではないように聞こえる(もちろんガッツにはグリフィスに復讐する理由が十二分にあるのだが)。
あとキャラ的にはファルネーゼ母の切れ者っぷりがツボ。物語上何かでかい事をやらかす人間ではないでしょうが、こういうピリッとしたキャラが出てくると場面に緊張感が出て良いです。
全体的に今巻はガッツのバトルシーンが無いんで地味目。でも次巻ではまた大暴れしそうなんで、来年春を楽しみにしますか。
でもこのペースだと一体いつ終わるんだろうなあ…。三浦建太郎のライフワークになりつつあるぞ。