「魔法の杖」の魔法
- 作者: 鏡リュウジ,金子恵
- 出版社/メーカー: ソニーマガジンズ
- 発売日: 2004/12
- メディア: 文庫
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以前これの大判のものは見たことあったけど、今はこんなの出てるのか。もちろん買わなかったけど。
占い本の一種で「ランダムに開いたページに書いてある一言が、今のあなたに一番必要な一言です」とかそんな感じらしい。
で、ぱらっと開いてみると、
「あなたは悩みすぎているだけです」とか「〜に気を付ければうまくいきます」とか書いてある。
ああ、そういうことか。占いとか言いながら背中押すための言葉が書いてあるだけなのねコレ。全部読んだわけじゃないから分からないけど、多分「あなたの恋は絶対にうまくいきません。スッパリ諦めましょう」とかの言葉は書いてないんだろうな。なるほど、いかにも恋愛の占い本っぽい。
占いってのはもともと何か自分の欲望があって、それの後押しとか正当化に使うものだからな(私見)。
そういえば街角の占い屋とかたまに順番待ってる人を見かける。以前は「高い金出してまで不確定情報を得たがるなんて、バカなことやってんなあ。だいたい占い師なんて詐欺みたいなものじゃん」と思って見てたけど、今になって思えば上記の理由プラス話(愚痴)を聞いて欲しいんだろうなアレは。
言ってみれば占いってのはセラピーみたいなもんか、と思うと金とって商売しても良い様な気がしてくる。あと一押しが欲しい人間も愚痴を言いたい人間も世の中にはいくらでもいるから、なるほど占いという商売が太古の昔から無くならないわけだ。
まあ、でも本当はあと一押しを欲しがってる時点で「自分がそれをやりたい」という事ははっきりしてる(あるいははっきりする)んだから、ぐだぐだ回り道しないでちゃっちゃとやったらエエと思います。
こういう事書くと、縁あってここに来た誰かにとって今日の日記が「あと一押し」になっちゃうかも知れないなあ。
えーと、くれぐれもコメント欄に「思い切って殺っちゃいました☆」とか書くのは控えてくださいね。
- 余談
こう考えると、占いを欲してる段階で占いは必要なくなるって事か?面白いな。