歌を考える

「いい歌」というのには2種類の要素がある。もちろん曲と歌詞だ。
たまに「なんとなくいい歌なんだよねー」という人がいるが、僕の場合「なぜいい歌なのか?」を自分なりに分析しないと、どうも落ち着かない。もちろん曲の良し悪しは感覚による部分が大きいから理屈じゃないとしても、歌詞については言葉なんだから考えれば理解できるはずだ。それに曲だけで「いい歌だ」と思っていたときより、意味を理解したときの方が遥かに歌の中へ入り込める。


 何度も繰り返し歌を聴きながら、歌詞カードを読んで歌の世界を考えるというのは、割と好きな作業の一つだ。

 実はその作業も、多少難解な歌の方が逆に楽しかったりする。もちろん、どこか別の所(それこそアーティストの頭の中)には歌の意味も物語も「正解」があるのだろうが、僕に与えられたのは1枚のCDと歌詞カードだけ。逆に言えば、そこからどんな物語を構築しようが僕(受け手側)の自由だと思う。多少難解な歌ってのは、その辺の自由度があるから解読作業が楽しいんだろうな。特に破綻の無い物語が出来た時は気分が良い。


 好きな歌を、もっと好きになるために。

 やったことの無い人はぜひ(大なり小なり誰でもやってる気がするが)。自分に酔える人には特におすすめ。つーかホームページとかブログ書いてる人なんて大概そうだろ(偏見)。