からん 1・2巻
- 作者: 木村紺
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/10/23
- メディア: コミック
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- 作者: 木村紺
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/05/22
- メディア: コミック
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「神戸在住」「巨娘」の木村紺先生描く女子柔道部物語。2巻出たのでまとめ読み。
面白い!やっぱ合うわあこの人の漫画。
柔道部分の描写は熱く、コメディ部分のノリは楽しく、物語にぐいぐい引き込まれます。
で、何がイイって木村先生の描くキャラって物凄く「立ってる」んですよ。それがイイ。今までの2作でもそうなんですけど、役割分担がはっきりしてるというか、登場する女の子達の中に誰か「お気に入り」が見つかる様に作られてます。
それは決して萌え漫画やゲームの、いわゆる属性に依るものではなくて、きちんとした性格付けによるもの。で、それが立ち居振る舞いとか台詞に表れてくるから、人物の混同はありえませんし、キャラの印象がブレる事もありません。
その為、一旦キャラが頭の中に入ってしまえば、木村先生の漫画ってのは「キャラを理解する」「何を考えてるか推測する」労力が比較的少なくて済むんですよ。したがって、読者としては「物語の面白さを味わう事」に集中する事が出来ます。
絵も今までと随分変わって、しかもスポーツ物との事で「どんなもんじゃろ」と思いましたが、全くの杞憂でした。
作り方・見せ方のベースは変えないままに、これだけ味の違う物を出力出来るとは。本当にワクワクさせてくれる漫画家さんです。
続刊も楽しみ楽しみ。
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