出張で乗ったバスの話

 明日も早いっつうのに更新がこんな時間になってしまいました。今日はサクッと書いて寝ます。

 先日ちょっと田舎のほうに出張に行きまして。会社から○時間かけて初めて降りる駅にとりあえずは降りたものの、先方がまた駅から遠いところにあるもんだから、非常にシンプルな時刻表の*1バス停の前でポツンと一人待ってたわけですよ。

 しかも先方の都合で夕暮れ時。肌寒いし周りに人はいないし、なんだか心細い。「バス停の表記もボロいし、時刻表通りに来るのかも怪しいなあ」なんて思ってたらきっちり時間通りにバスが来た。乗客は自分だけ。

 最初のうちは駅の周りなんで民家もあったのだけれど、それもすぐに途切れ、農道になったかと思えば、やがて随分と細い道に入りまして。車一台分の幅くらいしかなくて、周りは背の高い草が生えてる。両側ともバスの窓から手を出せば触れそうなくらいの所まで草がきてる。
 
 そこでもう興奮しちゃいまして。というのも、草むらの中をバスが疾走してるような風景がつい先日見た映画のシーンを彷彿とさせたから。


 うわっ!ネコバスだよこれ!


 って。しかも夜に近い夕暮れ時だったから雰囲気も抜群。


 実際は昼間に乗ったらたいした事無いのかもしれないですし、単に「となりのトトロ」を観た直後だったからイメージが強かったのかもしれません。


 それでも中々に面白い体験でした。たまにこういう事があると、田舎に出張に行くのも悪くないな、と思う。





となりのトトロ [DVD]

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言わずと知れた名作。宮崎映画の中で一番好き。「ばかメイ!」の場面は何度見てもやられます。

*1:婉曲的表現