世界樹の迷宮 プレプレイ日誌
- 出版社/メーカー: アトラス
- 発売日: 2007/01/18
- メディア: Video Game
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何軒回ったか分からなくなるくらいゲーム屋回ってやっと見つけた。売ってないもんだなあ。ネットでの評判とかアトラスのHP見てて面白そうだったんで探し回ってました。
メガテンで有名なメーカーさんなんで3DダンジョンRPGはお手の物なんでしょうが、コレは更に原点であるウィザードリィに近いゲームの様子。つまり名前と職業以外はまっサラで、キャラの性格とか物語はプレイヤーの想像力で補っていくタイプ。
いやー、こういうの大好きなんですよねー。中学生の時分にWIZにハマった身としてはたまりません。
美麗ムービーとかキャラ萌えRPGが主流のこの御時世に*1、よくぞこういうゲームを出してくれた。しかもDSのタッチペンで手作業でもマッピングが出来るってんだから「出来ておる喃」としか言いようが無い。方眼ノートを足で押さえながら一生懸命マップを描きこみ、一マスずれて描いてた事が発覚して泣く泣く消しゴムで消したり、ワープが多すぎてわけわかんなくなってキレたりしたあの懐かしき日々が蘇る。
しかし決してコレはレゲーマニアだけの為のゲームじゃなくて、開発者としては「情報を与えられるゲーム」ばっかりやってきた若年層にこそプレイして欲しいんだろうなあ。
確かに、このゲームには情報が足りない。しかし足りないが故にプレイヤーはそこを自由に想像できる。想像する楽しみ――思えばそれがかつてのRPGの背骨ではなかったか。ドラクエⅠの主人公が「はい/いいえ」以外のセリフを喋ったか?FFⅠの主人公達の生い立ちが語られたか?答えはいずれもNO。しかしそれがいつの間にか好きな名前をつける事も奪われ、声優がヒロインの名を叫び、物語の始めから終わりまで丁寧に描かれる、至れり尽くせりのものになってしまった。
もちろん、それが悪いとは言わないし、それらのゲームを楽しんでプレイさせてもらっているのも事実だ。しかし、たまにはこういう「脳内で世界を再構築する」ゲームも良い。そこにはきっと、どんな攻略本にも載っていない「あなただけの冒険」があるのだから。
とかつらつら書いてしまってますが、実は未プレイだったりします(オイ)。
だってDSがないんだもーん(泣笑)
つーことでプレプレイ日誌ってのは誤植じゃないんです。DSが人に貸したまま、まだ帰ってきてないんで。仕方ないから説明書を見ながらパーティ編成とキャラの名前を考え中。
良い子の皆!ゲームソフトをハードに突っ込む前にだって冒険は始められるんだぜ!
「負け惜しみ、カッコ悪い」とか「じゃゲームいらねえじゃん」とか言うの禁止。
*1:アレはアレで面白いんだけど