ハカセのセカイ

ハカセのセカイ (バーズコミックス)

ハカセのセカイ (バーズコミックス)

 冴えない主人公「カタナシ君」が科学部の部長である「ハカセ」に事あるごとに泣きつくと便利な(?)発明品を出してくれるという、ぶっちゃけ「ドラえもん」型のドタバタ劇(ぶっちゃけスギだろ)。
 まあしかしそのドラえもんの役割を果たす「ハカセ」が白衣でショートで眼鏡っ娘で理系でクールな女子中学生とあっては、どうですかお客さんそうですかお客さん。ふっふ、ヌシもオタよのう(最低)。
 この漫画、主人公の「カタナシ君」が(一見)ツンデレ系のヒロイン「タカネちゃん」に片思いをしてるっていう設定なんですが、見事なまでに主人公に対する「デレ」がなく、それどころかタカネちゃんは金持ちの「カネモチ君」に本気で片思いラブという有様。
 ところがどっこい実はクールな「ハカセ」こそが主人公を好きなんじゃないかと思える節があって面白い。それとわかるエピソード自体は極めて少ないが、それだけにその前提で話を読み返すと非常に「萌える」わけです。

 ハラヤヒロとやら、なかなかやる。