JINKENって何?


<今日はちょっとマジ話>


 今日某所で「外国人の人権を守ろう」というパンフを拾ってとても良い事が書いてあったので紹介。


 そのパンフには「外国人だから」という理由でアパートの入居を断られた人、雇って貰えないどころか面接さえ受けさせて貰えなかった人なんかの例が載ってて、アンパンマンを描いたかの作家さんのキャラクターがこう言っていた。


 曰く「お互いの人権を尊重する事が大事だよ!」


 
 然り。全く然り。



 もちろん、これは外国人に限った事ではない。
 

 例えば「外国人の人権を大事にしよう」「犯罪者にも人権はある」「お年寄りを大事にしよう」「子供の人権を守ろう」等といった言葉は、なるほど耳障りが良いかも知れない。清廉な言葉に聞こえるかもしれない。


 しかし絶対に忘れてはならないのは、


  人権を守るに値しない外国人がいる


 どんな罰を受けようと仕方の無い犯罪者がいる


 大事にするどころか蹴り飛ばしても飽き足らないお年寄りがいる


 大人と同様の刑をもって処すべき子供達がいる


 というアホみたいに当ッたり前の事実。

 どうにも、さっきの耳障りの良いお題目に流されてこの辺の事を忘れてる御方がTVなどで偉そうに喋ってるのを聞くとイライラする。


 もうね、一言で言っちゃうと


他人の人権を踏みにじって唾吐きかけるようなクソ野郎に一人前の人権があるわけねえだろバカ


 って事なんですけどね。
 

 そりゃあ伝えたい内容からして「外国人だから」「お年寄りだから」「子供だから」「犯罪者だって人間だから」って書き方をするしかないのはわかるけど、「外国人=尊重」「お年寄り=大事に」ってイコールで結ばれちゃう危険性があってどうにも嫌な感じがする。
 
 だいたい「外国人だから…」「お年寄りだから…」って括っちゃってる時点で既に差別なんじゃねえか?(庇護対象として見ている時点で、弱者として一纏めにしちゃってる、という意味で)

 まあそこでさっきの言葉「お互いの人権を尊重する事が大事」っつうのが出てくるわけですが。



 そう、大事なのは 「お互いの」人権を尊重する事であって、「外国人の」「子供の」人権だけを尊重する事じゃない って事。
 そして 他人の人権をないがしろにする輩は自分の人権がないがしろにされても文句言えない って事。

 
 我ながら粗雑な考え方だとは思うが、人権問題なんてのは詰まる所たったそれだけなんじゃないか?

 
 早く「外国人の…」とか「お年寄りの…」とかわざわざ言わなくてよくなる世界になれば良いなあ、と思います。マジで。