からくりサーカス最新刊

からくりサーカス (39)

からくりサーカス (39)

 あ、気づいてみれば「うしおととら」より長期連載になってるな、からくり。でも流石に長くても後4・5巻くらいで完結しないとキツイよなあ。
 もう本誌買ってないんで単行本が一層面白い。相変わらずアツい展開でいいなあ、藤田漫画は。

 今巻ではマサル・リーゼ・リョーコ・平馬といった子供達が活躍。ここの所「最古の四人」の動きも面白く、今後の展開に期待。
 今回は特にリーゼに燃え(萌えではない)。荒れ狂う凶獣を前にして猛獣使いの目を取り戻すシーン、彼らを従えてドクトルの前に現れるシーンがもう最高。メガテンみたい。
 それにリーゼが語る「猛獣使いは獣に喰われて死ぬのが本望」って話も切なくてかっこ良い。もちろんそれは「喰われて死にたい」って事じゃなくて、獣と共に生き続ける猛獣使いという仕事を選んだ以上、「獣に喰い殺される」って事は常に覚悟してなきゃいけないって事なんだろうけど、それってすごく切なくて、辛くて、でも誇り高いよなあ。イカス。