ルービックキューブさらに続き

 
 うわっ恥ず!ナニ自慢げにフィッシュアイ載せてんの?こんなんすぐ出来るじゃん。

 というわけでキタ。キタね俺。開眼したね。もー六面揃えるの覚えちゃった。ヨユーだね。
 これでもうコンクリートジャングルの真ん中でルービックキューブが出来なくて座り込んで泣いている女子そして通り過ぎていく無関心な人々というシチュエーションに出くわしても「どうしました?」とジェントルマンな対応をして「どうしても六面そろえられないんですう」とか言われて「ちょっと貸してごらん」チャキチャキチャキ…「ほら、出来たよ」「うわあ、ありがとう!オジサン」「おいおいオジサンはひどいなあ」「じゃあオ・ジ・サ・マ?」とか言われて「…アリだな」と思ったり、囚われの身となって「はっはっはこうなってはA級エージェントも形無しだな。君が我々の組織に与えた被害を考えれば万死に値する。だが逆に言えば役立たず共を処分してくれたとも言える。そこでチャンスをやろう。選ぶがいい。これか、これだ(拳銃とルービックキューブをゴトリと置いて)。拳銃はロシアンルーレットで弾は1発。ただしお前が殺した部下の数に合わせて5回引き金を引いて貰おう。同じくルービックキューブは5分以内に六面を完成させればお前は自由の身だ。出来なければ…わかるな?もっとも…今までこれをやらせた奴はたいていルービックキューブを選んで必死でガチャガチャやりながらパニックになって死んでいったよ。実の所私はあの必死の形相が好きでねえ…。さあ、お前はどっちを「まわす」かね?」とか悪党がべらべらしゃべくってるうちにルービックキューブをサクッと完成させて「悪いね。これならアンタの部下、3人くらいにしとけば良かったよ」とかキメたりする事も想定の範囲内




 広すぎる想定範囲。それが俺のジャスティス