最近面白いマンガをいくつか
人から「最近の青年漫画でキャラ立ちしてる面白い漫画を5つくらい見繕ってほしい」という依頼があったので久しぶりの更新です。
選定して普通に伝えても良いんですが、結局何がどう面白いか伝えなきゃいけないし、それなら記事UPしておくので読んでという形にしておいた方が良いかと思いまして。
最近ずーーーっと更新してなかったので筆がぎこちないと思いますが、ご容赦を。
あ、あと依頼人に一言二言。最近の漫画とは限りません。1年以内に刊行とかだとかなり絞られてしまいますので…。あとキャラ立ちとはちょっと違うけどコレ読むといいよー、というのも入れてあります。
ではゴー。
- 作者: 内藤泰弘
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/01/04
- メディア: コミック
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既刊9巻。以下続刊。
化け物が跳梁跋扈する異界と化した紐育(ニューヨーク)を舞台にしたバトルアクション漫画。秘密結社ライブラに属し、それぞれの個性を活かして戦う主人公たちがカッコ良い事この上ない。また毎回の悪役たちも外道だったり間抜けだったり人智を超えた存在だったり、実に変化に富んでいて面白い。見得を切ったスタイリッシュなアクション描写や幕間に挟まれるコメディ描写、劇中に流れるハードボイルドなテイストは前作「トライガン」に準じつつ、さらに洗練されているのが凄い。また、レオナルドという戦闘系の能力の無い少年を主役としているのも、化け物+化け物じみた人間(仲間)の活劇をより効果的に見せるのに役立っています。
余談。今年4月からアニメ化も決定したそうです。ただ、声優が豪華すぎて地雷の匂いが…。いや、見るけどね。
- 作者: 鈴木央
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/02/18
- メディア: コミック
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全12巻。
かつて「ライジングインパクト」「ブリザードアクセル」を描いた鈴木央先生でしたが、今作でちょっと吹っ切れたというかネジが外れた感があり、それがこの後の「七つの大罪」の大ヒットに繋がっている気がします。
内容は荒唐無稽ハイパーバンカラバトル漫画。主人公が人間離れした体躯の「金剛番長」で、他には超卑怯な「卑怯番長」とか、女の子なのに超怪力の「剛力番長」とか、サイボーグの「マシン番長」とか出てきます。何言ってるかわからないと思いますが、本当にそうなので仕方ありません。もちろん敵も異常な番長尽くしなので安心です。えーっと、番長ってなんだっけ。
馬鹿馬鹿しいほどぶっとんだキャラ設定なのに、結局は「スジを通す」主人公や仲間たちがカッコいい。ブレない連中というのは見ていて実に痛快です。
- 作者: 平野耕太
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2010/07/07
- メディア: コミック
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既刊4巻。
異世界を舞台に歴史上の人物たちが入り乱れて戦うバトルアクション漫画。洋の東西も時代も関係なく、色んな人物がポンポン出てくるのが面白い。作者が「こいつスゲー!」と思った人物を自分の好きなようにアレンジして、全身全霊をかけて思いっきり戦争ごっこさせてる感じの漫画です。だって島津豊久がチャンバラやってるのを那須与一が弓でフォローして、その後ろで信長が軍師ヅラしてる所に、ハンニバルが戦術を示唆するんですよ?オラなんだかワクワクしてきたぞ!
前作「ヘルシング」でもそうでしたが、この人の漫画の魅力はキャラ立ちや台詞回しはもちろんの事、迫力ある殺陣と、その後ろにあるテーマ性に尽きます。ただ面白いだけじゃなくて、読み込んでいくと「人間とは何だ」というテーマが見えてきます。それがいい。
余談ですが最新4巻では私の大好きな土方歳三が本格的に登場してきてサイコーでした。敵キャラでしたが。仲間にならないかなー。
ピックアップしたのはあと10個くらいあるんですが、明日の仕事に備えて寝ます。
続きは後日。オヤスミナサーイ。