「ダブルラリアット」の歌詞の意味
んー、まあ折角1000回目の更新って事でいつもと毛色の変わった事でもやりましょかね。
個人的には結構書くのが好きな「歌詞の意味」シリーズ*1で、曲は今ニコニコ動画でアツい「ダブルラリアット」です。
こちらはボーカロイド第3弾「巡音ルカ」を使ったアゴアニキさんのオリジナル曲。自分は「はてな」のトップページから知ったのですが、曲調、映像、歌詞共に凄く良いです。1度聞いただけで即マイリス入れましたわ。
で、色んな所で「深い歌詞」「良い歌詞」「泣ける」というのを見るのですが、歌詞の解説をガチでやっている所は思ったより少ないんですよ。まあご多分に漏れず自分も思わず泣いてしまったわけですが、それならばここは一つ自分なりに歌詞の意味をまとめてみようじゃないか、自分の妄想力をフル回転させてやろうじゃないか、と。
こういう「どうとでも取れる歌詞」の方が自分なりの解釈が出来て楽しいですよね。ああ、あと自分の歌詞解釈は毎回毎回妄想爆発してますので苦手な人は回れ右でよろしく。
歌詞は歌詞リンクを見てもらうとして、以下囲み内が解釈です。ちなみに想定主体はルカじゃなくて20代〜30代のインドア派の独身男性or女性です。
ではゴー。
−いちいち動き回らなくても、ぐるりと手を伸ばせば届く手近なもので、独りで楽しめばいいんじゃないかな。
頑張らなくったっていいんじゃないかな。
−だってホラ、漫画読むのだって楽しいよ。ネット見るのもブログ書くのも楽しいよ。楽しい楽しい。何がいけないの?
でも最近それが楽しすぎて、だいぶ普通の人よりずれてきた気がする。
昔一緒にバカやってた連中も変わっちゃったよ。アイツは先月結婚したし、アイツは今度係長だってさ。
まあしょうがないや。そういう事「頑張らない」って決めたんだし。
……でも、本当に「しょうがない」のかな?
−そうだ、ちょっと動き回ってみようかな。そしたら離れたものにも手が届くかもしれないな。
ちょっとだけ、頑張ってみようかな。
−動き回ってみたら世界が少し広がった気がする。から回ってるのは自分でもわかってるけど、それだって楽しい。
から回ってる自分を見てくれてる人が、きっとどこかにいるはずだから。
そんな事を自分に言い聞かせているうちに、周りの友達はまた高い所へ飛んでいってしまう。
アイツは子供が出来たって言うし、アイツは何だかご立派な賞を貰ったとか。
ああ、もうそんなのを下から見上げるのは辛いよ。追いつかないよ。
……でも、本当の本当に「追いつかない」のかな?
−そうだ、ちょっと飛び上がってみようかな。そしたら見上げなくても済むかもしれないな。
もうちょっとだけ、頑張ってみようかな。
−ずいぶん世界が広がった気がする。昔の自分が今の自分を見たらどう思うかな。
馬鹿にされるかな。できれば褒めてくれるといいな。
ずっと頑張ってるせいで、ちょっと疲れて傾いてきたけれど。
−でも疲れて、傾いて、ある日突然わかった事がある。
アイツも、アイツも、何もしないでああなったわけじゃないって事。みんなみんな、頑張って、疲れて、傾いてるって事。
地球がちょこっと傾いてるのと同じくらい当たり前の事なのに、どうして今まで気付かなかったんだろう?
−でもいつか、動き回る事も飛び回る事も出来なくなる日が来るんだろうな。
そしたらまた、手の届く小さい世界で楽しむしかない。
でもそれは振り出しに戻るわけじゃない。独りに戻るわけじゃない。今ならそう思える。
それは家族かもしれないし、一生の友達かもしれない。でもきっと誰かが側にいる。きっと自分と同じようにぐるぐる手を振り回してきた、誰かが。
というわけで、以上のように解釈してみました。いつもながら我ながら、スピードワゴンも燭台を蹴るほどのクサさですな*2。
とか言って書きながら泣いたけどな。うわ俺キメエ&安上がり。
あー、一応言っておきますけど以上の歌詞解釈は公式でもなければ正確でもありません。あくまでも自分勝手なアレでナニすなわちマスターベーションの類なので批判とか厳しいツッコミとかはご容赦願います。
逆に「こういう解釈はどうだろう」というコメントは大歓迎です。
それでは。
- 余談
本当は「離れていてください」が何度も繰り返されて最終的に「側にいてください」になる所がグッと来るので、その辺を織り込んだ内容にしたかったんですけど、無理でした。気が向いたらその方向でまたやります。
- 過去の「歌詞の意味」記事