まい・ほーむ 2巻
- 作者: むんこ
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2007/06/07
- メディア: コミック
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むんこセンセの新刊出たー。あいかわらず面白いです。あとがき見るとなんでも次巻で終わりとか何とか。そうするとむんこ作品の「最終回」を見るのは「まい・ほーむ」が初めてになるのか?寂しいんだけど、ただでさえ涙腺ゆるくなっちゃう作風なだけに、どういう着地を見せるのか楽しみでもあります。
ではざらっと感想を。読んでない人は回れ右して本屋にGOするが吉。
・P.48の舞の笑顔が良。初期の「らいか・デイズ」も似た構造なんだけど、「子供に子供でいさせてやれない大人たち」がいるから、むんこ作品の子供の笑顔は胸に迫るんだよなあ。
・P.60〜65のバレンタイン話の吉岡君が可愛い。舞の反応も微笑ましくてグッジョブ。
・P.71の8コマが良い出来。自分の父が「普通の父親」になってしまう事が、舞にとって一番の悪夢なんだろうなあ。
・P.79の八百屋さんは「だって愛してる」の街子さん?他社作品のせいか顔は出てないけど。
・舞が料理が上手な訳が明かされる、P.127以降の特別編が今巻最大の泣き所。P.130の「夢」で泣かない奴は、きっと余程幸せな人生か余程不幸な人生のどちらかを送ってきたのでしょう。
・あとがきに出てきたむんこ先生の友人は「父親を早くに亡くしたからこの漫画を読むのがツラい」と言う。しかし、彼女は「読むのが辛い」と言っている。「辛くて読めない」とは言ってない。どんなに辛くても、羨ましくても、彼女はそこにある「あたたかさ」に魅かれるから読むのだろう。この人の漫画には、そういう血が通った「あたたかさ」がある。
いやー、すっかり新刊が待ち遠しい漫画家さんになりました。そういえばむんこセンセの作品で一番好きな「だって愛してる」の2巻はいつ出るのかなあ。